インビザライン矯正とホワイトニングは同時にできる?ベストなタイミングと種類、費用について解説

歯を綺麗にしたいと思った時、「歯並びだけでなく、歯の色も同時に綺麗したい!」と考える方はたくさんいらっしゃいます。素敵な笑顔には、綺麗な歯並びと歯の輝きは欠かせない要素です。

そこでこの「歯の矯正とホワイトニングは、同時にできるの?」という疑問ですが、結論を申し上げると可能です。ただし、効果を最大限にするためには、注意すべきポイントがいくつかあります。

本記事では、インビザライン矯正とホワイトニングの同時進行において、種類や特徴、タイミング等について解説します。

これからインビザライン矯正を検討していてホワイトニングもできるのか気になっている方や、インビザライン矯正中にホワイトニングをしたいと考えている方は、是非参考にして下さい。

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1. インビザライン矯正とホワイトニングは同時にできる?

「歯並びが整ったキレイな歯にしたい!」と考える方は多くいらっしゃいます。口元の印象を良くするためには、「綺麗な歯並び」と「自然な白い歯」はとても大切な要素です。その両方を実現すると、口元の印象を飛躍的に向上させることができます。

ただし、「綺麗な歯並び」を実現するためには歯列矯正が必要です。また「自然な白い歯」を実現するためには、ホワイトニングが必要です。

結論を申し上げると、インビザライン矯正とホワイトニングは同時にできます。ただ、効果を最大限にするためには、押さえるべきポイントがあります。歯列矯正とホワイトニングを同時に行いたい場合は、まず最初に歯科医院を受診することをおススメします。そして歯科医師とコミュニケーションを取り、一緒に治療計画を立てましょう。

なぜなら、歯の矯正やホワイトニングには、様々な方法があるからです。そして歯の治療は、一度スタートすると、治療の途中で他の方法に変更するのは困難です。そういう点において、一生の財産である歯の治療は、ご自身がしっかり納得して上で進める必要があるのです。

2. インビザライン矯正治療とホワイトニングのベストなタイミング

両方を同時に行うベストなタイミングは、歯列矯正治療後の保定期間です。保定期間とは、歯並びが後戻りしないように、矯正治療後に保定装置(リテーナー)を装着する期間です。例えば矯正が終わってマウスピースを外すと、歯は元の位置に後戻りしようとします。その後戻りを防ぐために、保定期間が設定されています。

保定期間がベストなタイミングである理由は、歯の移動が終わり、「痛みを感じる」「色ムラができる」リスクが圧倒的に少なくなるからです。

逆に、矯正治療のスタート時や歯の移動により痛みを感じている時期は、ホワイトニングで痛みやムラができる可能性が高いので避けた方がいいでしょう。

もしどうしても矯正中にホワイトニングをしたい場合は、大きな歯の移動が終了してからをおススメします。

そうすることで、矯正治療完了後の色ムラが目立つリスクが下がるからです。

3. インビザライン矯正治療中のホワイトニングの注意点

インビザライン治療中に、ホワイトニングはできますが、2つの注意すべきポイントがあります。ここでは、その2つのポイントについて解説します。

3-1. 歯に色むらが生じやすい

インビザラインの治療中に同時にホワイトニングを行うと、歯に色むらが生じる可能性が高くなります。

例えば、歯が重なり合って生えている部分がある場合、歯のすき間までホワイトニング薬剤を浸透させるのは困難です。しかもアタッチメントを付けている場合は、アタッチメント部分には薬剤が浸透しません。このアタッチメントは、マウスピースを歯に固定し、歯を動かすための圧力がかかるように設置する白い突起物のことです。歯とほぼ同色の樹脂でできており、治療後には撤去します。

これらの原因から、インビザラインで歯並びが整った時、ホワイトニングを受けた際に歯が重なっていた部分や、アタッチメントを付けていた部分が、色むらになるリスクがあります。このため、インビザライン治療中のホワイトニングを検討されている方は、ある程度歯並びが整ってからがおススメです。

3-2. 知覚過敏になる可能施が高い

インビザラインで治療中は、外部からの刺激に反応しやすい状態になっています。その理由は、歯に矯正力を加えているからです。また一般的に歯科医院で取り扱うホワイトニングの薬剤は、濃度が高い傾向があります。

そのため、矯正中にホワイトニング剤の刺激が加わると、歯が反応しやすく、知覚過敏の症状が出る可能性が高くなります。またインビザラインのマウスピースを装着中にホワイトニングを行う場合、その薬剤を溜める液だまり部分がないという問題もあります。

そのため、マウスピースの外にホワイトニングの薬液が流れ出ると、歯茎に染みる可能性があります。

4. インビザライン矯正と同時に可能なホワイトニングの種類

矯正中にできるホワイトニングには、オフィスホワイトニングとホームホワイトニング、デュアルホワイトニングの3種類があります。ここでは、それらについて解説します。

4-1. オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングとは、歯科医院で行うホワイトニングのことです。オフィスホワイトニングの一番のメリットは、短期間で歯を白くできる点です。

この施術ができるのは、歯科医師や歯科衛生士といった国家資格を保有した人です。その理由は、歯科医院で使用するホワイトニング剤は非常に高濃度で、歯科医院でしか扱えないものだからです。

このホワイトニング剤を歯に塗り、特殊な光を当てて、歯を白くします。高濃度なホワイトニング剤を使用することで、回数を重ねるごとに歯がみるみる白くなっていくことを実感できます。万が一施術中に痛みや何かトラブルが起きても、歯科医院で施術するので、歯科医師や歯科衛生士に対応してもらえるのも安心です。

4-2. ホームホワイトニング

ホームホワイトニングとは、自宅で自分自身で行うホワイトニングのことです。ホームホワイトニングのメリットは、自宅で好きな時間にできることと、じっくり時間をかけて歯を白くするので白さが長持ちする点です。

やり方としては、ホワイトニング剤を入れたマウスピースを1日2時間程度装着します。そうすることで、歯を綺麗に白くできます。ホームホワイトニングは、自分の好きなタイミングでホワイトニングしたい方や、仕事が忙しくて歯科医院に通えない方におススメです。

4-3. デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングとは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを同時に行う方法です。

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを並行して行います。つまり短期間で白くなるうえ、歯の白さが持続しやすいといえます。デュアルホワイトニングは、それぞれの優れている長所を兼ねているといっていいでしょう。

5. インビザライン矯正とホワイトニングが同時に可能な場合の費用

ここでは、それぞれの費用について解説します。

4-1. オフィスホワイトニングの費用

オフィスホワイトニングは、歯科医院内で行うホワイトニングです。高濃度のホワイトニング剤を使用し、特殊な光を照射します。そのため、ホームホワイトニングに比べて即効性があるのが大きな特徴です。

費用相場は、40,000~50,000円です。

5-2. ホームホワイトニングの費用

自宅で好きなタイミングでできるのが、ホームホワイトニングです。まず最初に歯型をとり、患者さん専用のマウスピースを製作します。

ホームホワイトニングでは、濃度が低い薬剤を使用するため、効果が出るまで時間がかかります。しかしゆっくりと歯を白くするので、ホワイトニング効果が長持ちするという利点があります。

<費用詳細>

・ホームキット両顎 33,000円(上下マウスピース、ホワイトニング剤3本)

・ホームキット片顎 16,500円(マウスピース片顎、ホワイトニング剤1本)

・追加ホワイトニング剤1本:4,400円

5-3. デュアルホワイトニングの費用

デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを平行して実施します。そうすることで最短で歯を白くすることができ、ホワイトニングの持続力が高く、色の後戻りが遅いのがメリットです。

<費用詳細>

55,000円

追加ホワイトニング剤1本 3,300円

6. インビザライン矯正とホワイトニングのまとめ

インビザラインで歯並びの治療を希望される方は、口元の美しさへの関心が高い方が多い傾向があります。そのため、普段からホワイトニングされている方も珍しくありません。

そのため、「インビザラインとホワイトニングは同時に行えるの?」という疑問を持つ方もかなりいらっしゃいます。確かに、ご説明したように同時に行うことは可能です。

ただ一番のおススメは、矯正完了後に行うことです。その理由は、「アタッチメントが邪魔になる」「ホワイトニング剤が均等に行き渡らない」「外からの刺激に敏感になる」などがあります。インビザラインの後には歯列の状態が大きく変化しており、仕上がりの観点上は歯の移動完了後にホワイトニングするのが理想だといえます。

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