矯正治療を始めるなら、
「思ったような仕上がりにならなかった」
「治療費が予想以上に高くなった」
そんな後悔は避けたいですよね。
実は、矯正歯科選びでで失敗してしまうケースは少なくありません。しかし、事前に失敗例を見ておくことで、これからのクリニック選びの参考にできます。
本記事では、矯正歯科選びで失敗する原因や、実際に矯正をした人の口コミなども詳しく解説。
満足できる矯正歯科を選びたいと考える人は、ぜひ最後までご覧ください。
矯正歯科選びでよくある失敗例
矯正歯科選びは、慎重に進めたいものですよね。しかし、残念ながら、「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまうケースは少なくありません。
ここでは、矯正歯科選びでよくある失敗例をいくつかご紹介します。
・治療期間が大幅に長引いてしまった
・費用が予想以上にかかった
・仕上がりに満足できなかった
・治療後のトラブル(後戻りなど)が起きた
・歯科医師とのコミュニケーションがうまく取れなかった など
たとえば、当初の説明では「1年で終わる」と言われていたのに、2年、3年と治療期間が延びてしまったケースなどが挙げられます。
ほかにも「治療途中で別の装置が必要になった」「追加費用が発生し総額が高額になってしまった」など、矯正歯科選びに失敗すると思わぬハプニングに遭遇してしまうこともあるでしょう。
矯正歯科選びで失敗する5つの原因

よくある矯正歯科選びの失敗は、次に紹介する5つの原因が考えられます。
これからの矯正を成功させるためにも、それぞれ確認してみましょう。
①価格の安さだけで選んでしまう
矯正治療は決して安いものではないため、できるだけ費用を抑えたいと考えるのは当然です。
しかし、価格が極端に安いクリニックを選ぶと、設備や技術が十分でない可能性があります。治療が進むにつれて追加費用がかかるケースも少なくありません。
結果として、安さだけで選ぶと後悔することもあります。
②矯正専門ではない歯科医院を選ぶ
一般歯科でも矯正治療を行っている場合がありますが、矯正を専門とするクリニックと比べると、経験や技術力に差があるケースも出てきます。
とくに抜歯が必要な症例や、大きく歯を動かす必要がある場合、専門的な知識がないと治療計画が適切に立てられません。
思うような結果が得られなかったり、選択肢が限られるリスクも考えられます。
③事前カウンセリングが不十分だった
矯正治療を始める前に、しっかりとカウンセリングを受けることは非常に重要です。
十分な説明を受けずに治療を開始してしまうと、治療計画やリスクについて把握できておらず、途中で不安を感じることになります。
歯の動き方や仕上がりのシミュレーションがないと、治療後に「思っていたのと違う」と感じて後悔につながります。
④担当医の経験・実績を確認していない
矯正治療の仕上がりは、担当する歯科医師の技術や経験に大きく左右されます。
そのため、事前に症例写真や口コミを確認して矯正歯科を選ぶことが大切です。
矯正の実績が少ない歯科医師だと、治療期間が延びたり、仕上がりに不満を感じたりすることも少なくありません。
⑤予約の取りやすさや通院しやすさを考慮しなかった
矯正治療では定期的な調整が必要なため、予約の取りやすさは重要なポイントです。
しかし、予約が埋まりやすいクリニックを選んでしまうと、治療の間隔が開いてしまいます。
ほかにも、自宅や職場から遠いクリニックを選ぶと、通院の負担が大きくなり、途中で通うのが億劫になってしまうケースもあります。
忙しい方は、通院回数が比較的少ないマウスピース矯正を検討してみるのも良いかもしれません。
→通わないマウスピース矯正「Oh my teeth」を見てみる
知恵袋を見る!矯正歯科選びで失敗した人・上手くいった人の違い

矯正治療を経験した人の口コミを知ることで、失敗を防ぐためのヒントが得られます。
失敗した人と上手く行った人の口コミを、両方みてみましょう。
【知恵袋口コミ】矯正歯科選びで失敗した人
口コミ① 問題が発生するたびに、その度直しに行くのが大変
矯正歯科選びを失敗したか?調整の度ほぼ毎回なにかしらの問題が起きます。現在、歯列矯正(裏側)を始めて1年半ほど経過しています。
少し遠方の矯正歯科に通っているのですが、調整の度に毎回毎回問題が発生するので、その度直しに行くのも大変で、今の矯正歯科にかかっていることを後悔しています。
引用:Yahoo!知恵袋
口コミ② 連絡を忘れられていた
とあるデンタルクリニックで、2年ほど矯正(マスウピース)治療中です。
途中でマウスピースが合わなくなったので作り直しました。その際、「届いたら(出来たら)連絡しますか。※通常3週間程度」と聞かれたので、はいとお願いしたにも関わらず、一ヶ月過ぎても音沙汰なく心配になりこちらから連絡をしたら
すみません。届いております!と言われ正直忘れていたことにムカっとしましたが、その件はスルーしました。
引用:Yahoo!知恵袋
口コミ③ 言われていたことと、治療内容が異なる
3年程前から歯科矯正をしています。現在、治療をしている先生に以前から不満があり、ずっと我慢していたのですが、もう限界です。不信感以外ありません。理由は以下です。
・治療内容がコロコロかわる
・最初の説明では抜歯しないと言われたのにすでに2本抜かれた
・提示される治療の選択肢がない
引用:Yahoo!知恵袋
【知恵袋口コミ】矯正歯科選びで上手くいった人
口コミ① 通院時間の負担も考えて選んだ
私は、月に一度、矯正の先生がいらっしゃる所に通っていました。都内まで行けば矯正専門歯科もあったのですが、投稿者様と同じで、通院時間の負担を考えました。
矯正は、近いからと言って、毎週通って治療が早く進むことはないので、月1ペースで近くに通うで良いと思います。
矯正の為に他のことを犠牲にするのは心苦しいと考えての選択でしたが、無理なく治療出来て良かったと思います。
引用:Yahoo!知恵袋
口コミ② 評判のいい矯正歯科を紹介してもらった
私は社会人になって矯正をはじめました。私の場合は、近所の大きな病院の看護師さんから、評判のいい矯正歯科を教えて貰いました。
看護師さんはお子さんに矯正をさせる方が多いようで、情報もたくさん知っていました。
HPだけ綺麗に出していても、やっぱり鵜呑みにできないです。少なくとも、2年以上お世話になるのですから、先生の人柄とかも重要です。実際に足を運び、カウンセリングを受けることも大事だとおもいます。
引用:Yahoo!知恵袋
矯正治療に失敗したときの対処法

矯正歯科選びで失敗し、治療結果に満足できなかった場合、どうすればいいのでしょうか。
まずは、焦らずに現状を整理し、以下の方法で対処しましょう。
1. 担当医に相談する
まずは現在の担当医に問題点を明確に伝えましょう。
具体的にどのような点に不満があるのか、噛み合わせや見た目にどのような違和感を感じているのか、理想の歯並びと現状のギャップはどこにあるのかなど、できるだけ具体的に整理して伝えることが大切です。
漠然とした不満ではなく具体的な問題点を伝えることで、歯科医師も状況を把握しやすくなり、適切な解説策を提案してくれる可能性が高くなります。
2. セカンドオピニオンを受ける
現在の治療に疑問を感じた場合は、別の矯正専門医の意見を聞く「セカンドオピニオン」が有効です。
セカンドオピニオンに対応しているクリニックもあるので、信頼できる専門医を探しましょう。
第三者の意見を聞くことで、現在の治療方針が適切なのか、別の治療方法があるかどうか、担当医の説明で分らなかったことが理解できるようになるメリットがあります。
3. 追加治療や修正治療の可能性を探る
矯正治療の結果に満足できない場合、追加治療や修正治療が可能か確認します。
場合によっては、再調整や、追加の矯正装置の使用で失敗をカバーできるでしょう。
またクリニックの方針によっては、治療結果に満足できなかった場合の返金や再治療の保証が適用されるケースもあります。
契約前に、保証制度の有無や内容について確認しておくことが重要です。
矯正歯科選びで失敗しないための5つのポイントは?

矯正歯科選びで失敗しないために、カウンセリングや費用の確認が重要になります。
以下の5つのポイントを押さえて、矯正歯科を選びましょう。
1. 担当歯科医師のカウンセリングの質は満足できるか
矯正治療では、担当医の診断力や説明の丁寧さが治療の成功を左右します。
治療計画、期間、リスクなどについて納得できるまで説明を受けられるか、しっかり対応してくれるかを確認しましょう。
「この先生なら安心して任せられる」と思える歯科医師を選ぶことが大切です。
2. 費用が明確で、追加料金の有無が事前に説明されているか
矯正治療は高額になるため、費用の透明性が重要です。
以下のような費用は事前に確認してください。
・基本料金
・調整費
・リテーナー費用
・追加治療の費用
「最初に聞いていた金額と違う」といったトラブルを避けるためにも、書面で見積もりを出してもらうことをおすすめします。
3. 使用する矯正装置や治療方法の選択肢があるか
「目立たない矯正がしたい」「できるだけ早く歯並びを治したい」など、あなたの希望に合った治療方法を選べるかどうかも、大切なポイントです。
ワイヤー矯正、マウスピース矯正、裏側矯正など、自身のライフスタイルや希望に合った治療法を提案してもらえるか確認しましょう。
4. 矯正後のメンテナンスと保証がしっかりしているか
矯正治療は、装置を外して終わりではありません。きれいになった歯並びを維持するためには、その後のメンテナンス(保定)がとても重要です。矯正後の保定(リテーナー)の管理や、後戻りが起こった場合の対応など、
治療後のアフターケアや保証制度が整っているかどうか確認しておきましょう。
5. 複数のクリニックでカウンセリングを受けて比較検討したか
1つのクリニックだけで決めてしまうのはリスクがあります。
複数の矯正歯科でカウンセリングを受けて、以下のポイントを比較検討しましょう。
・歯科医師との相性
・治療方針
・費用
・設備
・通いやすさ
それぞれのクリニックの良い点・悪い点が見えてきて、より自分に合ったクリニックを選べます。
矯正歯科選びで失敗しないために複数のクリニックに相談しよう
矯正歯科選びに失敗すると、仕上がりや費用、治療期間の面で大きな後悔につながる可能性があります。
矯正を始める前に矯正歯科の選び方だけでなく、矯正治療の種類やそれぞれのメリット・デメリット、費用相場、治療期間などについて、しっかりと情報収集しておくことも大切です。
ぜひ、複数のクリニックのカウンセリングを受けて、自分にあった矯正歯科を選んでください。