インビザラインで横顔は変わらない?Eラインの変化や矯正・整えるポイント

ピュアリオ歯科・矯正歯科 理事長の湊です。

美しい横顔には、鼻先と下アゴの突端部を結ぶ直線ラインである「Eライン」があります。これは正式にはエステティックラインと呼ばれ、横顔の魅力を引き立てる重要な要素として知られています。

横顔の美しさには、歯列や顎の骨格が大きく関与しています。
特に、以下のような症例がEラインに影響を与えることがあります。
まず出っ歯、そして受け口です。

出っ歯は、上あごの前歯が前に出ている状態であり、大きく3つのタイプに分けられます。また、受け口は口元全体が前に出てしまうものであり、口元のバランスを崩す原因となります。

では、インビザラインではEラインを変化させることができるのでしょうか。
Eラインの変化や矯正、整えるポイントについて本記事では解説していきますが、結論として、インビザライン矯正でEライン(エスティックライン)を必ず改善できるというようなカウンセリングをしているクリニックは要注意です。

なぜなら、Eラインを構成する要因は、歯列と骨格と軟組織の3つありインビザラインで改善できるのは歯列のみであり、骨格や軟組織に対するアプローチは極めて限局的で、基本的には外科手術が必要だからです。

但し歯列に関する要因は改善しますので、当然それによって大きくEラインが改善される方もいらっしゃいます。

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インビザライン矯正で横顔は変わらない?

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歯並びの矯正において、インビザラインは人気のある治療法として知られていますが、その効果は横顔にまで及ぶのでしょうか?
インビザラインを受けた症例の横顔写真を見ると、受け口の改善や出っ歯の治療など、横顔に変化が見られる場合もありますが、症例やドクターの治療計画によっては変化が見られない場合もあります。

その理由や実際の効果について、当院の知見をともに解説していきます。

インビザライン矯正の横顔(Eライン)の変化について

インビザライン矯正の横顔(Eライン)の変化について

Eラインの変化のイメージ

当院で治療をした方ですが、以下のような歯列の方は、歯列矯正を行うことでEラインの変化が起きやすいです。この患者様もエステティックラインがわずか7か月程度の歯の動かしで改善されたと大変ご満足いただきました。

  • 年代:20代
  • 性別:女性
  • 主訴:前歯が出ている、Eラインの改善
  • 治療期間:約9ヶ月(歯を動かしている期間は約7ヶ月)
  • 治療内容:マウスピース型矯正(インビザライン)
  • 副作用・リスク:疼痛、咬合時痛、知覚過敏、歯根吸収、歯肉退縮が生じる可能性があります。

治療開始後、約3か月半の動き

治療開始後、3か月半~7か月の動き

上記症例における従来の矯正と一般的なマウスピース矯正、当院の比較

上記の方はカウンセリングで、当院の他に複数院カウンセリングに行かれて、健康な歯を抜かなければならないと言われていましたが、当院では抜歯をすることなく、前歯の突出感もEラインも改善し非常にご満足いただく結果となりました。

また期間も9ヶ月、通院回数は5回程度で済んだことも大変喜んでいただくことができました。ピュアリオ歯科・矯正歯科では、見た目やかみ合わせの仕上がりはもちろん通院期間や通院回数にも多くの方にご満足いただいております。

Eラインは、理想的な横顔のひとつであり、口元のバランスや歯並びに大きな影響を与えます。正面から見たとき、鼻先と下アゴの突端を直線で結んだラインがEラインとなります。このEラインが美しく整っていると、人の印象は一層魅力的になります。

症例別の効果(出っ歯、受け口の場合)

出っ歯は上のあごの前歯が前に出ている状態の不正咬合です。このような場合、インビザライン矯正によって前歯の位置を調整することで、口元が前に出てくる突出感を改善することができます。Eラインから唇が出てくる様子が矯正によって改善され、横顔の印象も整ってきます。

受け口も口元が前に出てきてしまう不正咬合の一種です。インビザライン矯正によって歯の位置を変えることで、Eラインから唇が中に入るように改善されます。口元が引き締まり、横顔の美しさが向上します。Eラインが改善しやすい具体的な症例をご紹介しました。

インビザライン矯正で横顔(Eライン)を整えることについてのおさらい

Eラインを構成する要素は、歯列、骨格、軟組織の3つです。インビザライン矯正では、歯列に対するアプローチのみが可能で骨格や軟組織に対するアプローチには外科手術が必要です。

当院のカウンセリングにお越しいただいた患者様より「欧米人のような横顔になりたいので歯を矯正したいです」というようなお悩みをお聞きすることがありますが、日本人と欧米人の骨格には明確な差があります。日本人の骨格はモンゴロイド型であり、鼻と頬骨に凹凸がなく、頬骨が横に広いことが特徴です。一方、欧米人の骨格はコーカソイド型であり、鼻が高く頬骨も急激に高くなります。この骨格の違いにより、横顔の形状も異なります。

全ての患者様が理想的なEラインを手に入れるためには、歯列へのアプローチだけでは達成不可能です
ですので、カウンセリングを受けてどのような患者様にも「歯並びを矯正すればエステティックラインも必ず綺麗になる」などと謳うクリニックには注意が必要です。

しかし、今回紹介させて頂いたような歯列の場合、インビザライン矯正でも大きくEラインが改善する場合がありますので、Eラインの改善にお悩みをお持ちの方はぜひ当院の無料カウンセリングにお越しください。

Eラインにはマウスピース矯正だけでなくメイクやマッサージもおすすめ

インビザライン矯正に加えて、メイクやマッサージも効果的な方法です。例えば、ハイライトやシェーディングを使ったツーシェーディング法を取り入れることで、横顔のバランスを整えることができます。また、頬やあごの筋肉を刺激するマッサージも、横顔の引き締めに効果的です。

ただし、美容情報には注意が必要です。ネット上には信憑性の低い情報も多く存在し、安易に試すことは避けましょう。自身の横顔の特徴や目標とするEラインのイメージを明確にし、信頼できる美容クリニックや専門家のアドバイスを受けることが大切です。

インビザライン矯正では横顔は変わらない?まとめ

インビザライン矯正と横顔の関係については、歯並びと顔の骨格、軟組織の関連性が重要です。横顔の美しさを表す指標の1つに、「Eライン」という概念があります。Eラインは、顔のプロフィールビューにおいて、額の突出点、鼻の突出点、唇の突出点が一直線上に位置することを指します。このEラインが美しいとされ、横顔のバランスをより魅力的に見せてくれます。

しかし、インビザライン矯正がEラインの改善にどの程度寄与するのかは、個人の状況により異なります。歯並びの問題がEラインに直結する場合、インビザライン矯正によって歯の位置を整えることで、横顔のバランスが改善される可能性があります。

一方で、Eラインの悪化が歯並びだけでなく骨格、軟組織に起因する場合、インビザライン矯正だけでは完全な改善は困難かもしれません。
このような場合、外科手術が必要な場合もありますが、前述の通り、「インビザライン矯正をすれば必ずEラインが改善します」などと謳うクリニックにはくれぐれもご注意ください。

実際に、インビザライン矯正によって横顔の変化を実感した症例は数多く存在します。
例えば、出っ歯や受け口の症例では、インビザライン矯正によって口元が前に出てくるタイプの不正咬合が改善され、「顔全体のバランスが整って見えるようになった」と多くの患者様にご満足いただいております。

結論として、インビザライン矯正は歯並びによるEラインの改善に効果がありますが、骨格と軟組織の問題によるEラインの改善には限界があると言えます。

歯列の要因に関してはインビザライン矯正で改善が可能ですので、Eラインが気になる方は一度当院の無料カウンセリングに是非お越しください。

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