出っ歯の横顔を気にされている方に、矯正は魅力的な選択肢ですね。
出っ歯は上の前歯が出ていることにより、口元が前に突き出していて目立ちます。歯列矯正で出っ歯を治療することで、横顔美人になります。
この記事では、理想の横顔と歯列矯正の変化やおすすめの矯正治療方法をご説明します。
この記事でわかること
出っ歯の原因と横顔への影響
出っ歯とは?
出っ歯とはの前歯が前に突き出ている状態を指します。
「出っ歯」とは、お顔を横から見た時に、上顎や上の前歯が前方に飛び出た状態を指します。 歯科用語では「上顎前突」と呼ばれています。
日本人に多く見られる歯並びで、代表的なお口のコンプレックスに数えられるほか、口元が盛り上がる「口ゴボ」の原因の一つでもありますが、矯正治療により改善が見込まれます。
出っ歯の原因
出っ歯は、遺伝や乳幼児の頃の生活習慣など、さまざまな原因から引き起こされます。例えば、長時間のおしゃぶりや指しゃぶりや、舌の癖などが影響することが知られています。また、上の歯のサイズが大きいことで、結果的に出っ歯になってしまうこともあります。
横顔への影響
出っ歯は正面からの見た目だけでなく、横顔の顔貌にも影響を与えます。出っ歯の人は、一般的に口ゴボと言われる口元が前に突出してしまったり、アデノイド顔貌になって横顔をコンプレックスに感じている人もいます。
出っ歯の歯列矯正による横顔の変化
口を閉じている時
横顔美人の基準として、Eライン(エステティックライン)があります。
出っ歯を歯列矯正による治療をすることによって唇がEライン(エステティックライン)内に収まり、理想の横顔になることができます。
口を開けている時
笑った時や話している時など口を開けているときに、歯が唇よりも出てしまうケースが多く、歯が目立ってしまいます。
出っ歯を歯列矯正による治療をすることによって、歯が出てしまうことが気になり人前で笑ったり話すことが苦手な人も、自信を持てるようになったという場合が多いです。
理想の横顔とは(美人の横顔とEライン)
理想の横顔 Eライン(エステティックライン)は、横顔を見たときに美しく見えるパーツの位置を定めた美の基準です。
1954年に歯科矯正医のロバート・リケッツによって提唱されました。
顔を横から見たときに、鼻先からあご先を結ぶように直線を引いて、その内側に上下の唇が収まるラインをEライン(エステティックライン)と言います。
出っ歯の場合は、唇がEラインから出てしまっています。歯列矯正で出っ歯を治療するとEライン内に唇が収まり、横顔美人になります。
出っ歯の矯正治療方法
出っ歯をどのように矯正治療すれば良いのでしょうか。
ここでは、出っ歯の矯正方法について詳しく解説します。
1. 矯正ブラケットとワイヤー矯正
矯正ブラケットとワイヤーを使用する矯正治療は、最も一般的な治療方法です。
歯にブラケット(固定装置)を取り付けて、ワイヤーで歯を調整することで、出っ歯の矯正を行います。矯正装置は定期的に調整され、歯の移動や咬合の改善が進められます。
2. マウスピース矯正(インビザライン)
マウスピース矯正は、透明なプラスチック製マウスピースを使用して歯を矯正します。マウスピースは一人一人に合わせてカスタムメイドされ、一定期間ごとに交換します。透明なので目立ちにくく、取り外し可能なので、美観や日常生活の利便性に優れています。
3. リンガル矯正
リンガル矯正とは、歯列矯正装置を「歯の裏側」に取り付ける治療方法です。つまり、ブラケットとワイヤーが歯の裏側(舌側)に取り付けるため、外からは見えません。この方法は美観を重視する人に適しており、出っ歯の矯正を目立たせずに行うことができます
4. レーザー矯正
レーザー矯正とは、特定の歯をピンポイントで矯正する方法です。レーザーを使用して歯の表面を軽微に削り、歯の形状を整えることで出っ歯を改善します。この方法は比較的軽度な出っ歯の矯正に適しており、治療期間が短く済むメリットがあります。
歯列矯正は個人に合わせた治療プランに基づいて行われ、その結果は個人によって異なります。歯科医師との相談を通じて、最適な治療方法を見つけ、横顔の美しさを向上させるために最適な治療方法を選びましょう。正確な診断と適切な治療計画が、出っ歯の矯正を成功させるためにとても重要です。
おすすめの出っ歯の矯正治療方法「インビザライン」について
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インビザラインは、従来の歯列矯正を必要とせずに歯並びの問題を矯正するためにデザインされたマウスピース矯正装置のブランドです。
インビザラインは、歯と顎の解剖学的および構造的問題の両方を矯正するように設計されています。出っ歯の矯正に関しては、安心しても良いでしょう。インビザラインは出っ歯を矯正し、横顔を正常化するために使用する可能性が高いと言われています。
出っ歯を矯正するインビザラインの利点とは?
インビザラインは、従来の歯列矯正と比べてより快適な出っ歯の矯正方法と言われています。インビザラインのアライナーは特殊なプラスチックで作られており、必要に応じて取り外すことができます。さらに、アライナーは透明なため、歯になじみ、肉眼ではほとんど見えないため、見た目に大きな影響を与えません。しかも、取り外しが可能であり快適なので、従来の歯列矯正に比べてメンテナンスが簡単です。
インビザラインが出っ歯の矯正に適しているケース
一般的にインビザライン矯正は、出っ歯が永久歯列にあって不正咬合が軽度から中等度の場合に適しています。インビザラインの平均治療期間は通常13.4ヶ月から6.8ヶ月であり、固定式装置の治療期間(20.2ヶ月から5.3ヶ月)に比べてかなり短いです。切歯、犬歯、小臼歯、第一大臼歯を含む永久歯列が完全に萌出している場合は、インビザラインに適していることが研究で示唆されています。
まとめ:出っ歯の横顔を改善するためのステップ
今回は、出っ歯の横顔を気にされている方に、出っ歯の一般的な原因と横顔の影響。
出っ歯の矯正治療方法の種類や横顔への変化などをご紹介いたしました。
当院でも出っ歯の症例がございますので、ご関心ございましたらお気軽に無料カウンセリングへお越しください。
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監修歯科医師
湊 寛明
私立 広島学院高等学校卒業 国立 九州大学歯学部卒業・歯学学位取得 九州大学病院研修医 終了 埼玉県 オレンジ歯科クリニック 栃木県 丹野歯科医院 山口県 みなと歯科医院 副院長 大手矯正歯科グループ 院長 ピュアリオ歯科・矯正歯科 田町三田院 設立 医療法人社団ピュアスマイル設立、理事長就任
ご挨拶
誰もが憧れる白くて美しい歯で、個人の魅力を最大限に引き出し、 一生涯、歯の疾患で歯を一本も失うことのない未来を創る。
歯の見た目の美しさはもちろん、人が一生涯、長期的かつ健康に機能できるものとなるように、かみ合わせも力学的に良好な治療を考え、総合的な歯科の知識と予防的な概念で治療をしていくのが本当の矯正・矯正歯科治療です。 歯科治療は医療の中でも、医師の考え方や感性・技術、医院の設備によって結果が大きく変わる業界です。 既に神経の治療がされていたり、見た目や適合の悪い大きな被せものが入っていれば話は別ですが、美しさを手に入れるためだけに必要以上に健康な歯を削り、神経を取ってまで無理やりセラミックの被せものをする必要はありません。 患者さまの望む最大の効果を合理的で正しい考え方と治療方法で結果を出すとともに、生涯歯の健康を維持しそこから全身の健康につなげていただけることが何より大切だと思っています。 患者さまのお悩みやご要望をお聞きし、最善の結果となるよう治療をご提案いたします。