口ゴボ矯正とは?口ゴボ・出っ歯の治療のポイントを解説!

こんにちは。東京都港区にあるピュアリオ歯科・矯正歯科のスタッフです。

「口ゴボ」は、唇のあたりがモコッと膨らんでいるように見える状態のことです。日本人に多く見られ、横顔の輪郭に影響するため、コンプレックスに感じる人も多くいます。

そんな口ゴボですが、矯正治療で改善することができます。口ゴボでお悩みの方は、ぜひ本記事を参考にして頂ければ幸いです。

口ゴボとは

1. 口ゴボとは

口ゴボとは、唇を閉じた時に、横から見て口元がポコッと盛り上がっている状態のことを指します。顔の横顔の美しさには、様々な定義があります。そのため一概には言えませんが、口ゴボは代表的な基準の1つである「Eライン」とは逆の状態です。

実際に口ゴボに悩んでいたり、コンプレックスをお持ちの方はたくさんいらっしゃいます。

2. 口ゴボの種類

口ゴボには、以下の4つの種類があります。

  1. 前歯が前に傾斜している(前歯唇側傾斜)
  2. 上アゴが大きい(上顎前突)
  3. 下アゴが小さい(下顎後退)
  4. ロングフェイス

上記の4つの症例に関しては、それぞれ歯科治療方法が異なります。そのため口ゴボの治療の効果を出すためには、どの症例なのかを把握することが重要です。

3. 口ゴボかどうか確かめる方法

口ゴボかどうかをチェックするには、人差し指を鼻先と顎先に当てる方法があります。その場合に口元が人差し指で押し潰されるようになったなら、口ゴボの可能性があるといえるでしょう。

上のイラストの左側は、人差し指の内側に口元がきてます。この状態がEラインといわれる美しい横顔の状態です。一方、右側が口元が出ている口ゴボの状態です。

これ以外にも、口ゴボの可能性があるポイントを以下に記します。

  • 口元が盛り上がっている
  • 鼻の下が口を閉じた時に長い
  • 口を閉じたときに、下顎に梅干しのようなシワができる
  • 口を閉じにくい

4. 口ゴボは自力で治せる?

口ゴボは、自分自身で治せるのでしょうか。インターネットなどでは、輪ゴムを活用した口ゴボの矯正方法が紹介されています。しかし結論を申し上げると、これはおススメできません。

なぜなら通常の歯科矯正は現状を正確に把握し、理想の歯並びをイメージした上で、そこに向かって歯を少しずつ動かしていきます。しかしご本人が歯を動かすと、美しい口元になる歯の動きが保証されません。

また最悪の場合、以前よりも歯並びが悪化したり、歯や歯茎を傷つける可能性もあります。

5. 口ゴボの芸能人

口ゴボは、一般的には悩みまれる方が大多数です。しかし芸能人の中には、「口ゴボでも可愛い」といわれる方がいます。それらの方を、以下にご紹介します。

・佐々木希さん

・福田萌さん

・川谷絵音さん

・徳井義実さん

・戸田恵梨香さん

・仲里依紗さん

・志田未来さん

・はじめしゃちょーさん

こういった芸能人の方をみると、多少の口ゴボでも個性があったり、似合う化粧で十分カバーできることがわかります。口ゴボは必ず治療しなければならないわけではありません。

2. 口ゴボだけど歯並びは悪くない人へ

1. 口ゴボと叢生は異なるもの

口ゴボは、口元が「モコッ」と膨らんだ顔の外見のことです。その原因には、「上顎前突」「上下顎前突」「口元の軟組織が分厚い」があります。

一方叢生(そうせい)のデコボコの歯並びは、あごが小さく歯がまっすぐ並ばないことや乳歯が早く抜けた場合などが原因で起こることがあります。

口ゴボには、不正歯列が原因でない場合と叢生を併発する場合もあります。一見歯並びが悪くないように見える場合、歯科医師に相談し、矯正治療すべきかどうかを把握することをおススメします。

2. 口ゴボは治した方がいい?

先述した通り、口ゴボの状態でも、歯の並び自体はキレイに並んでいる場合もあります。しかし、上顎前突や前歯唇側傾斜が原因となっている口ゴボの場合は、正常な状態ではありません。

そういった状態だと判明した場合は、矯正治療によって改善するのがおススメです。

3. 口ゴボの原因

1. 骨格が前方に出ている

口元の骨格が前方に出ている場合、例え歯並びが良くても、口元が前に出て見えることがあります。口ゴボの大部分は、上顎骨や下顎骨の突出が原因です。

そのため、歯列矯正で歯を動かすだけでは全体的な見た目は改善できない可能性があります。

2. 歯の向き

そもそも口ゴボとは、口元が「モコッ」と膨らんだ顔の外見のことです。その主な原因は、あごの大きさや個人のクセで歯の向きが前突してしまう上顎前突・上下顎前突という不正歯列の場合や、口元の軟組織が分厚いなど、軟組織が原因の場合が挙げられます。

3. 唇や軟組織

口ゴボは、もともと唇部分が分厚いため起きることもあります。原因が唇にある場合、歯や骨の矯正治療が適応できません。

あごの軟組織は、あご周辺の皮膚や筋肉です。そして遺伝などであごの皮膚や筋肉が少なく、口ゴボに見えてしまうことがあります。こういった場合、顔の表情筋のトレーニングなどで改善できることもあります。

口ゴボを矯正で治す方法

多くの口ゴボの治療において、歯列矯正が効果的です。治療することによって口元の突出がなくなり、個人的な悩みやコンプレックスを解消することができます。また、Eラインといわれる美的基準に近づくことができる可能性もあります。

その他の治療方法としては、あごの骨を切る外科矯正や、美容整形が考えられます。ただしそういった方法の場合、担当する執刀医の方がどれぐらいかみ合わせ等について深い認識があるか、また副作用や後遺症の可能性も考えられます。

そういう点においても、時間はかかりますが、経過を見ながらゆっくり治療を進められる矯正治療は安心といえます。

5. 口ゴボを治すメリット

1. コンプレックスの解消

口ゴボを治療すると、盛り上がっている口元のコンプレックスを解消できるというメリットがあります。例えば口ゴボの状態では、横顔の印象を左右してしまう可能性があります。

その結果、「あんまり人と会いたくない」「自分の口元をコンプレックスに感じている」という方もいらっしゃいます。そういった方が歯科矯正治療の結果、理想的な口元を実現できた場合、コンプレックスの解消につながるでしょう。

2. 歯磨きがしやすくなる

多くの口ゴボの方々は、歯並びや噛み合わせの異常を伴っています。そのため普段口を閉じにくかったり、上下の歯がうまくかみ合わない等の症状に悩まされることがあります。

矯正治療によって口ゴボを改善することは、コンプレックスを解消できるだけでなく、そのような歯並びやかみ合わせの症状からも解放され、日常の歯磨きもしやすくなります。

3. 口を閉じやすくなる

口ゴボの状態では、どうしても口が半開きになる傾向があります。その結果口呼吸する方も多いのですが、治療することで口が閉じやすくなると、そういった悩みが解消できます。

4. 噛み合わせが良くなる

前歯の噛み合わせが悪いことが多いのが、口ゴボの方の大きな特徴です。そのために、奥歯を使用する頻度が高くなり、食べ物を食べる時に不便を感じる人も多いです。そういった悩みを、矯正治療で改善することができます。

5. あご関節への負担の減少

上顎前突や上下顎前突によってかみ合わせが乱れている場合、あご関節への負担が大きくなってしまいます。その結果、あご関節症になる可能性もあります。矯正治療を行うことで、そういったリスクを解消できます。

まとめ

口ゴボの多くは、歯列矯正での治療が可能です。ただし、外科矯正や美容整形を必要とする症例もあります。

インビザライン矯正で治療する場合、マウスピースを歯に着けて、時間をかけて少しずつ歯を動かしていきます。マウスピース矯正は少しずつ歯を動かすので、負担が少なく、痛みも少ない優しい治療と言えます。

私達ピュアリオ歯科・矯正歯科の場合、最短で年3回の通院で、ほぼ自宅矯正で治療することができます。また気にされることが多いEラインを含め、総合的な見た目を改善することを心がけています。

また豊富な実績も大きな特徴です。インビザラインダイヤモンドドクターの中で、唯一症例(契約)数だけでなく、治療完了数を開示しています。歯科矯正治療を最後まで見届けた数は、1600件数に達しています。

歯は、一生付き合うべき体の一部であり、貴重な財産です。その治療においては、豊富な実績がある安心できる歯科医院選びも重要なポイントです。

当院では、LINE無料相談室を実施していますので、少しでもご興味のある方はぜひご活用ください。

監修歯科医師

インビザライン ブラックダイヤモンドドクター インビザライン・ジャパン株式会社(旧アライン・テクノロジー社)認定 医療法人社団ピュアスマイル 理事長

湊 寛明

私立 広島学院高等学校卒業 国立 九州大学歯学部卒業・歯学学位取得 九州大学病院研修医 終了 埼玉県 オレンジ歯科クリニック 栃木県 丹野歯科医院 山口県 みなと歯科医院 副院長 大手矯正歯科グループ 院長 ピュアリオ歯科・矯正歯科 田町三田院 設立 医療法人社団ピュアスマイル設立、理事長就任 

ご挨拶

誰もが憧れる白くて美しい歯で、個人の魅力を最大限に引き出し、 一生涯、歯の疾患で歯を一本も失うことのない未来を創る。

歯の見た目の美しさはもちろん、人が一生涯、長期的かつ健康に機能できるものとなるように、かみ合わせも力学的に良好な治療を考え、総合的な歯科の知識と予防的な概念で治療をしていくのが本当の矯正・矯正歯科治療です。 歯科治療は医療の中でも、医師の考え方や感性・技術、医院の設備によって結果が大きく変わる業界です。 既に神経の治療がされていたり、見た目や適合の悪い大きな被せものが入っていれば話は別ですが、美しさを手に入れるためだけに必要以上に健康な歯を削り、神経を取ってまで無理やりセラミックの被せものをする必要はありません。 患者さまの望む最大の効果を合理的で正しい考え方と治療方法で結果を出すとともに、生涯歯の健康を維持しそこから全身の健康につなげていただけることが何より大切だと思っています。 患者さまのお悩みやご要望をお聞きし、最善の結果となるよう治療をご提案いたします。

医療法人社団ピュアスマイル 理事長 湊 寛明