インビザライン矯正とワイヤー矯正の違い【後編】

監修医 湊寛明

監修医湊 寛明みなと ひろあき

医療法人社団ピュアスマイル 理事長・総院長/マウスピース矯正 診断・治療設計統括

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  • 九州大学歯学部卒業
  • インビザライン世界TOPドクター 3大会連続選出
  • インビザライン・ジャパン公認講師
  • Align Educator(Official Speaker/インビザライン治療を行う歯科医師向けの講義・教育を担当)
  • 2026年度 レッドダイヤモンド・プロバイダー※1
  • インビザライン・プロバイダーステータス 8年連続ダイヤモンドクラス以上※1
  • ピュアリオ4院+提携医療機関8院、計12院のマウスピース矯正治療設計を統括
  • マウスピース矯正 臨床経験14年以上
  • 治療完了5,000症例以上(通算症例6,000件以上)※2
  • MINATOメソッド開発者※3

これまでの多数の治療完了症例から、シミュレーションと実際の歯の動きの差を分析し、その経験を次の治療計画へ反映する独自の治療体系「MINATOメソッド」を構築しています。※3

  • ※1 アライン・テクノロジー社が年間の症例数に応じて設定する区分および同社主催イベントへの選出であり、国内の学会等が認定する専門医・認定医資格ではありません。
  • ※2 2013年3月〜2026年8月の当グループ全院における実績です。
  • ※3 AIが作成した治療計画を歯科医師が再設計する、当グループ独自の治療計画作成手順の呼称です。

こんにちは。 
ピュアリオ歯科・矯正歯科スタッフです。 

元患者だった私が審美歯科クリニック広報になって皆さんに伝えたい
矯正とホワイトニングの事を体験談を交えながらお話しさせて頂くブログ 

第二回目はインビザライン矯正とワイヤー矯正の違いについてのお話しです。 

ワイヤー矯正もワイヤーを表につけるか、裏につけるか、素材など様々な方法があるので、今回は前編後編の2回に分けてしっかり違いをお伝えしようと思います。前編はワイヤー矯正の流れについて。 

今回なぜこの題材を選んだかというと、私は「インビザライン矯正」をしましたが、妹は「ワイヤー矯正」で口元の悩みを解決したからです。歯並びには親の歯の並びや顎の大きさといった「遺伝的要素」と食べるものの好みや噛み癖など生活習慣といった「環境的要素」が大きく関わってきます。この要素は姉妹ですと同じような遺伝子を持ち、同じような環境で育つことから必然的に歯並びの悩みも似てきます。 

妹と私は顔は似ていませんが歯が少し出ている、「出っ歯」の悩みは同じでした。そんな妹が何軒ものクリニックのカウンセリングに行き選んだのは「ワイヤー矯正」でした。同じ「出っ歯」という悩みでも姉の私は「インビザライン矯正」、妹は「ワイヤー矯正」を選んだ理由。 

そこにはどこを重視して矯正を選んだかが大きく関わっていました。そして、何を重視して選ぶかにはそれぞれの特徴を知ることが大変役に立ちました。今回は実際に「ワイヤー矯正」をした妹からヒアリングをして内容をまとめています。

 

ワイヤー矯正治療の流れ

ワイヤー矯正の主な治療の流れは10のSTEPに分けられます。

STEP1:カウンセリング(悩み、希望、環境を相談) 

まずはどんなお悩みがあり、どんな歯並びになりたいのかなどの希望を伝えましょう。 

お仕事、趣味、生活習慣によっては合わない矯正方法もありますし、担当医がこのカウンセリングを参考に治療計画を立てますのでしっかり希望を伝えましょう。

STEP2:精密検査

カウンセリングを元にあなたの歯や顎の状態などを見るためにレントゲン撮影をします。レントゲンから歯の根っこの状態、虫歯、歯周病の状況を把握して治療計画の参考にします。また実際の見た目の状況も把握できるように顔と口元の写真を撮影します。顔全体の写真(歯を見せた笑顔・口を閉じた真顔)の正面と横顔、口腔内の写真(器具を入れて上下の並び)(歯を噛み合わせた前歯の並びは正面と横からのパターン)を撮影することが多いです。

STEP3:治療計画・治療方針

担当医がカウンセリングと精密検査の状況から

  • どんな方法で(どこにどんな装置をつけるか、装置の素材など)
  • どれくらいの期間をかけて
  • どれくらいの費用で

矯正治療を進めるかの説明があります。疑問点や要望があればここで相談をします。

STEP4:虫歯・歯周病の治療、抜歯

ワイヤー矯正は一度つけると外すのが大変で、器具をつけながら虫歯や歯周病の治療は難しいので、器具を装着する前に虫歯や歯周病の治療を終わらせる必要があります。 

また歯の大きさや顎の状況によっては歯を抜いてスペースを作り、歯を並べる場合もあり抜歯をして歯茎の傷や痛みが治まるのを待つ時間が必要な場合があります。 

ちなみに妹は上の歯を2本、下の歯を2本抜歯して虫歯と歯周病の治療も、必要があったので3か月ほど治療開始まで時間がかかったとのこと。歯が動くまでは抜いた箇所に仮歯を入れていたので抜歯したことに気付かない程でしたが、一度餃子にかぶりついた後に上の仮歯が1本外れてパニックになっているのを見かけました。笑 

STEP5:セパレーション

口腔内の状況が整ったらようやく矯正器具装着の準備に入ります。ワイヤー矯正は大臼歯(一番奥の歯・または奥から二番目の歯が多いが治療方針による)に金属のバンド(歯をぐるっと囲む輪っかのような器具)をつけてそこにワイヤーを固定することで歯を動かしていきます。 

バンドを装着する為には金属のバンドが入る隙間を作る必要があり、その隙間を作るのがセパレーションです。通称「青ゴム」とも呼ばれます。 

なぜ「青ゴム」と呼ばれるかというと歯の隙間を作る為に青色のゴムを歯の間にはめ込むからです。ゴムは伸びている時は面積が小さくなりますが、もとに戻ると面積も戻ります。その性質を活かして徐々に歯の間に隙間を作ります。治療方針によりますが1週間から1か月程度かかるようです。 

妹が青ゴム装着から2日後に前々から約束していた人気のホルモン屋さんに飲みに行ったのですが、歯の間にずっとものが挟まっている違和感と圧迫感があり、噛むと痛みがあるようでホルモンを2切ばかし食べた後は、冷奴とたまごスープをつまみにビールを飲んでいたのが印象的でした。笑

STEP6:バンドセット

セパレーションでバンドを装着する隙間が出来たらようやくバンドをセットします。バンドにも種類があるのでどれが合うか試しながら一番合うものを担当医が見つけてくれます。バンドセット後に口腔内全体の歯型を取り、それをもとに必要なワイヤーや装置を準備します。 

STEP7:ブラケットセット

ブラケットとはワイヤー矯正といえばイメージされる歯につける装置のことで歯1本1本に装着し、ワイヤーを通して歯を移動させるレールのようなものです。 

ブラケットを表に装着するか裏に装着するか、どんな素材のブラケットを装着するかの選択肢が豊富です。 

まずはブラケットを接着する面を表にするか、裏にするか。

ブラケットを表に装着

歯を動かしやすいので多様な歯並びに対応しやすく、治療期間も短く済むが、装置が目立ってしまう

ブラケットを裏に装着

装置が目立たないが、話にくさや違和感を感じやすく表に装置を装着するより費用が高い。 

どんな素材のブラケットにするか。 

メタルブラケット

金属で出来ているので強度があり、装置の厚みを抑えられるので、装着の違和感が軽減される

審美ブランケット

セラミックブラケット

白くて着色しづらく目立たないが、装置に厚みがあるので違和感を感じることも。

プラスチックブラケット

透明で目立ちにくいが、強度が弱く付け直しの必要がある場合もあり、着色しやすい。

装置が目立つ上の歯は裏側にブラケットを装着する「ハープリンガル」と呼ばれる方法や前歯など、目立つところは審美ブラッケット、犬歯から小臼歯は違和感を軽減させる為メタルブラケットなど、様々な組み合わせが出来ます。取り扱っている種類もクリニックよって違いますし、歯科医の得意不得意もあります。またブラケットの装着位置でも治療後の歯並びが変わり歯科医の経験や腕が大きく関わってきますので、STEP3の治療計画の際に納得するまで相談しましょう。 

STEP8:ワイヤーベンディング

歯を動かす為にはワイヤーのアーチの形状・硬さ、弾力・太さ・断面に考慮する必要があり歯科医のワイヤーの選択や患者さんの歯列に合わせてワイヤーを曲げる技術力があるかで治療の進み具合が変わります。このワイヤーを選んだり顎の形態に合わせて曲げたりすることをワイヤーベンティングといいます。

STEP9:ワイヤーセット

ワイヤーベンディングが出来上がっても、そのワイヤーをブラケットにしっかり固定しないと歯は動きません。歯を動かす為にはしっかり固定する必要がありますが歯が動いてきたら定期的にワイヤーを取り換える必要もあるので接着剤などで張り付けて取りづらくなっても困ります。 

そのためワイヤー矯正では歯を動かすメインのワイヤーとブラケットを固定用の細いワイヤーで結びつける方法や、専用のゴムで固定する方法、ブラケット自体に固定用の開閉ロックがついているものなどがあり、いずれかの方法で一つ一つのブラケットとメインのワイヤーをしっかり結びつけワイヤーセット完了です。 

STEP10:月に一度のペースで来院しワイヤーを調整

ワイヤーセットして数日は、歯が引っ張れる圧迫感や痛みを感じるようですが徐々に歯が動いていくと薄れてきます。だいたい1か月毎に来院、ワイヤーペディングとワイヤーセットを繰り返して理想の歯並びに近づけていきます。

治療期間

治療期間は元の歯並び、使う装置、担当医の経験により違ってきます。一般的には装置を装着してから歯を動かす目安として

  • 表側ブラケット矯正:1年~3年
  • 裏側ブラケット矯正:1年~4年

かかると言われています。 

また理想の歯並びになっても、何もしなくなってしまうと元の歯並びに戻ってしまうので、動かした期間の倍程度の期間、歯を元に戻らないように保定する装置を装着する 

必要があります。3年かけて歯を動かしたのであれば6年程度の保定期間が望ましいです。 

妹は「ハーフリンガル矯正」という上は裏側のブラケット、下は表側にブラケットをつける方法で矯正していますが現在も矯正中で3年で歯を動かす期間が終わり保定に入る予定との事です。 

今回は「ワイヤー矯正」の流れと治療期間についてのお話しでした。「ワイヤー矯正」は約110年前から行われており、症例数も多く、全世界共で行われている治療法でブラケットやワイヤーベンディングの幅広さからほとんどの歯並びに対応可能というが選ばれる理由なのかなと思いました。 

次回はワイヤー矯正とインビザライン矯正のメリットとデメリットを比較してみたいと思います。 

ご相談・ご予約(4院)

本記事で扱う治療について

診療区分
自由診療(公的医療保険の適用外)です。
費用
相談は無料です。治療費の詳細は料金表をご確認ください。
治療期間・回数の目安
部分矯正:約3〜6か月/全体矯正:約1〜3年。通院は1〜3か月に1回程度です。
主なリスク・副作用
装置装着後の痛みや違和感、歯の動揺、歯根吸収、歯肉退縮、装着時間が不足した場合の治療期間の延長や計画の変更、アタッチメントの脱離、装置周囲の清掃不良によるむし歯・歯周病、治療後の後戻りが生じることがあります。

本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療方針を示すものではありません。症状や治療の適否については歯科医院での診察をお受けください。料金は院・プランにより異なり、変更される場合があります。

田町三田院JR田町駅 徒歩4分/都営三田駅 徒歩3分WEB予約LINEで相談公式サイト ▶
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ご紹介のために、治療内容を詳しく説明していただく必要はありません。
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と、この記事を送っていただくだけで十分です。

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