矯正治療が安い方法はどれ?なぜ価格差があるのか?その理由や注意点、費用を安くする方法をご紹介

インビザラインの費用相場や内訳は?マウスピースによる歯科矯正の値段を解説

「歯列矯正費用をできるだけ抑えたい」と悩まれる方は、たくさんいらっしゃいます。そして実際に費用を安く抑える方法はあります。ただし気をつけて頂きたいのは、「安さ」だけをアピールするクリニックがあることです。

何より大切なのは、費用を安く抑えつつ、満足のいく治療を行い、美しい口元を実現することです。そのためには、パートナーとなってくれる医院選びも重要なポイントです。コミュニケーションが取りやすく、相談に乗ってくれる存在が大事です。

本記事では、矯正治療で後悔しないための安くする具体的方法や、差額の背景、医院選びのポイントなどについて解説します。

歯の矯正治療は健康保険対象ではなく自費診療のため、治療期間が長く、費用も高額になります。例えば成人の矯正治療費は、100万円を超えることもあります。

だからこそ、「失敗はしたくないけど、できるだけ治療費を下げたい」と考える方は多いでしょう。ここではまず、「クオリティを下げずに値段を安くする方法」について、解説します。

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矯正治療の費用を安くする方法10選!

矯正装置は安価なものを活用する

矯正治療の費用を抑える効果的な方法の一つが、矯正装置選びです。いろんな種類がありますが、矯正装置の形状や素材を変えることで、費用を安くすることが出来ます。一般的に目立たない装置を選択するほど、費用が高額になる傾向があります。

例えば全体矯正を行った場合、最も治療費が安いのは「ワイヤー矯正」です。その次に「マウスピース矯正」、そして「舌側矯正」になります。舌側矯正の場合、歯の裏側に装置を装着するため、矯正していることが分からないという特徴があります。

部分矯正を検討してみる

部分矯正とは、「前歯」や「すきっ歯」「八重歯」など、気になる部分に限定して矯正治療をする方法です。歯を動かす範囲が限定されるため、全体矯正より費用が安く抑えられます。ブラケットタイプもマウスピースタイプも、両方部分矯正に対応できます。

ここでは注意しなければならないのは、部分矯正で治療をするためには条件があるということです。具体的に、以下に記します。

①歯の重なりやでこぼこが軽度の場合
②奥歯の噛み合わせに問題がない場合

価格面を考慮して部分矯正をしようとしたものの、検査を行うと「奥歯や他の歯並びにも問題がある」というケースも多々あります。つまり一番大切なことは、検査を通じて最適な治療方法の範囲を把握した上で、治療方法を検討するということです。その上で部分矯正が可能な場合は、費用を抑えて治療することができます。

保険が適用されるか確認する

歯の矯正治療について、「保険で矯正治療できますか?」という質問が多くあります。保険適用になれば、基本的に3割の自己負担で治療を受けることができます。

結論から申し上げると、稀に保険が適用される場合はありますが、条件は非常に限定的です。保険で矯正治療を受けるためには、以下の国の定める条件をクリアする必要があります。

①保険の対象となる疾患に該当しているか?
②保険で認められている治療器具を利用しているか?

例えば保険が適応される代表的な疾患に、「顎変形症」があります。この矯正治療には、顎の外科手術と2週間程度の入院が必要です。ご自身の口の状態が保険適用の対象になるかどうか、歯科医師に聞いてみるのも良いでしょう。

価格競争の激しいエリアで歯科医院を探す

一般的に矯正歯科医院の多いエリアは、新規顧客の獲得競争が激しい傾向があります。そのため利益を多少減らしてでも、患者さんを獲得しようとする歯科医院やクリニックがあります。

ただし注意すべきは、「安かろう悪かろう」の歯科医院を選んでしまうと、後で大きな後悔をする可能性があるということです。「口コミでの評判は良いか」「公式サイトに歯科医の写真が出ているか」「相場金額より安すぎないか」といったポイントも同時にチェックした上で、慎重に選びましょう。

トータルフィーシステムを選ぶ

歯科矯正の費用には、「矯正の基本料金」だけでなく「調整料」や「保定管理料」があります。例えばこれらの料金を別々で支払う歯科医院やクリニックを選ぶと、期間が長くなるほど費用が高くなります。

おススメは、「トータルフィーシステム」です。これは、矯正治療にかかる費用の総額をあらかじめ提示してもらえます。トータルフィーシステムの歯科医院やクリニックを選べば追加料金が発生しないため、結果的に安く済むこともあるでしょう。ただし、トータルフィーがどの範囲まで含まれているのかは、それぞれ異なります。どこで治療を受けるかを検討する時は、金額だけでなくその適用範囲も必ず確認しましょう。

確定申告して医療費控除を活用する

矯正治療の費用を安く抑える方法の一つに、医療費控除の活用があります。これは、1月1日~12月31日までの治療費が一定額を越えた場合、所定の手続きを行えば税金が安くなるという制度です。自分自身の医療費控除額を計算するためには、以下を用意する必要があります。

①課税所得額
②1年間の医療費の合計金額
③保険金など

そこに所得税率をかけたものが、実際に手元に戻ってくる金額になります。

治療期間を治療計画通りに終わらせる

矯正期間も治療費も増やさない一番の方法は、歯科医の指示通り、「装着時間」を守り、「定期チェック」を受けることです。特に治療期間が延びてしまう一番の原因は、「装着時間を守らないこと」です。

また定期的なチェックを受けずにいると、当初想定した歯並びに到達できず、計画が変更になる可能性があります。その結果、マウスピース治療の場合は再設計・再発注が発生し、追加費用のリスクもあります。

モニター料金を活用する

モニターとは、ある条件を満たす場合、通常価格より何割か安く歯科矯正が受けられる制度です。一般的なモニターの条件としては、以下のようなものがあります。

①症例写真や動画が広報素材として使われる
②治療に関するアンケートやヒアリングに答える

上記のような条件を受け入れることが可能であれば、費用を安く抑えたい方にはお得なシステムといえるでしょう。

デンタルローンを活用する

デンタルローンは、費用を安くする方法ではありません。ただ現金の手持ちがない方でも、分割で支払うことができます。矯正費用の一括払いが難しい方にとっては、メリットがあるといえます。ただし審査があったり、金利分が加算せされる点には注意が必要です。

従業員割引を活用する(歯科医院で働く)

全ての方に適用できる手法ではありませんが、歯科医院で働いて従業員割引で費用を抑えるという方法があります。またクリニック側としても、従業員が歯科矯正をすることで客観的にサービスを見れるというメリットがあります。そういった背景があり、多くの歯科医院やクリニックは、歯科矯正料金の従業員割引を導入しています。

なぜ矯正治療の費用に違いがあるのですか?その理由は?

なぜ矯正治療の費用に差額が発生するのでしょうか。そんな素朴な疑問について、解説します。

治療方法の違い

費用に違いが発生する大きな要因の一つは、矯正治療が「自由診療」ということがあります。一般的に、矯正治療方法には多くの選択肢があります。そして、それぞれの歯科医がどんな治療方法を選ぶかによって、費用は変わってきます。その結果、治療費の違いが生まれるのです。

歯並びの状態による違い

治療費は、治療前の患者さんの歯並びの状態によっても変動します。保険が適用されない矯正治療では、初診から検査、治療、保定期間まで、計70~100万円程度の費用がかかるといわれています。治療をスタートする前に、必ず見積金額を提示してもらうようにしましょう。また追加料金がないかなど、細かい部分までチェックした上で治療を受けるようにしましょう。

安い矯正治療を探す場合の注意点

「少しでも安く矯正治療を行いたい」と考える方は、たくさんいらっしゃるでしょう。ただし気をつけなければならないのは、そうした消費者心理を利用して「安さ」だけをアピールするクリニックです。ここでは、そういった点について失敗しないためのポイントを解説します。

治療計画に同意できるところを選ぶ

歯並びを整えるためには、専門の知識と経験が求められます。特に歯列を大きく動かす必要がある場合、より高度な技術や知識、経験が必要になります。安さだけではなく、カウンセリングや相談の場は、そういったプロの技術レベルを確認できる絶好の機会です。

現在の歯の状態を正確に分析してくれているのか、治療計画イメージはそれらに基づいた精緻なものかどうかなどを、確認しましょう。「こういう状態なので、こういう治療をしましょう」という提案を出してくれる歯科医院・クリニックを選ぶのがおススメです。

噛み合わせを無視した治療をしていないかをチェックする

歯列矯正の治療費が安いパターンの一つに、見た目だけを変えて「噛み合わせをケアしていない」ケースがあります。そういった治療では、不具合や痛みを感じる可能性があります。また最悪の場合、顎関節症を発症するリスクもあります。

当然ですが、低価格で歯列矯正治療を提供している全ての歯科医院やクリニックが、噛み合わせをケアしていないわけではありません。そういった不安を事前に解消するために、治療前に歯科医院に相談するのも良いでしょう。

同じゴールを一緒に目指す姿勢があるか

安さも大事ですが、歯科矯正では歯科医とコミュニケーションを取りやすい歯科医院・クリニックを選ぶことが重要です。なぜなら歯科矯正とは、治療を担当する歯科医と矯正装置をつける患者さんが、「歯を整える」という同じゴールを目指すものだからです。

そのゴールを実現するためには、患者さんの悩みや要望を聞き入れてくれる姿勢が必要不可欠です。同時に患者さんの方でも、自分の理想の歯並びイメージを持ち、しっかりと伝えることが大切です。

まとめ:安い費用で矯正治療できる理由と治療法の選び方

どんなサービスを利用するにしても、費用を安く抑えられるに越したことはありません。ただし、「安くて高品質のサービス」を探すには、簡単なことではありません。

特に矯正治療は、専門的な知識と経験、技能が要求されるプロフェッショナルな世界です。本記事では、できるだけ合理的な費用を抑える方法と、差額が生まれる背景や、信頼できる歯科医院のチェックポイントを解説してきました。

特に大切なのは、実際の歯の状態に即した治療計画を提案してくれ、コミュニケーションが取りやすい医院です。そこのポイントをおさえることこそが、ご自身の美しい口元を実現する一番の近道です。

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