ラミネートベニア治療を経験した人々の後悔した理由

ラミネートベニア治療で後悔する理由と失敗例

過剰な削りによる後悔の声

ラミネートベニアは、健歯の表面を大きく削りセラミック製のシェルを貼り付ける審美歯科治療です。しかし、過度な削合によって歯の神経に近づきすぎてしまい、知覚過敏や神経処置が必要になる例もあります。「もっと歯を大事にすればよかった」と後悔する声が多数見られます。

虫歯のリスクと治療後のトラブル

装着したベニアと天然歯の境目に段差やすき間があると、そこから虫歯になる可能性があります。接着不良やセルフケアの不足もリスクを高め、再治療やクラウンへの移行が必要になるケースも。

すぐ取れるケースと寿命に関する疑問

接着剤の質や技術の差により、装着後間もなく外れるトラブルも報告されています。「高額な治療だったのに取れた」との声は、事前の説明不足や適応判断の甘さが原因になっていることも。

後悔しないためのラミネートベニアの選び方

クリニック選びで注目すべきポイント

  • 審美歯科の専門医が在籍しているか
  • 症例写真や実績の有無
  • カウンセリングの丁寧さとリスク説明の有無

シェルやセラミック素材の違いを理解する

e.max、ジルコニア、ハイブリッドセラミックなど、使用される素材によって見た目や耐久性が大きく異なります。透明感や強度にこだわるなら素材選びは重要です。

カウンセリングで確認すべきこと

  1. どのくらい削るのか
  2. 神経への影響があるか
  3. メンテナンスの必要性や頻度

施術後のメンテナンスと予後の注意点

定期的な歯科検診の重要性

ベニアの縁や接着部位のチェック、虫歯や歯周病の早期発見には定期的な検診が欠かせません。

変色や着色を防ぐケア方法

セラミック自体は着色しにくいですが、接着剤部分や他の天然歯が変色する可能性があります。色の一体感を保つために禁煙や着色物の摂取制限、丁寧なブラッシングが重要です。

歯ぎしりへの対応策

ベニアは強い衝撃に弱いため、就寝時のナイトガード使用や歯ぎしり対策が求められます。噛み合わせがズレている場合は矯正との併用も検討しましょう。

ラミネートベニアと他の治療法との比較

矯正やクラウンとの違い

矯正は歯を動かして並びを整える根本治療であり、クラウンは歯全体を覆う修復法。ラミネートベニアは即効性がある分、削る量や適応範囲に制限があります。

ホワイトニングとの適応範囲の比較

ホワイトニングは歯の色のみを改善しますが、形や隙間を整えることはできません。ベニアは形・色・歯並びの総合的な修正が可能です。

審美性重視の場合の選択肢

より自然な仕上がりや透明感を求める場合、e.maxやジルコニアなどの高品質セラミックを使用したラミネートベニアが適しています。

治療前に知っておきたいラミネートベニアのデメリット

費用と料金相場の実態

1本あたり8万~15万円が相場で、前歯6本の治療で50万~80万円ほどかかる場合もあります。保険適用外であるため、全額自己負担になります。

健康を損なう可能性と対策

過剰な削合や接着不良により、知覚過敏や神経の炎症を引き起こす可能性もあります。歯の健康を守るためには、削る量を最小限に抑える「低侵襲治療」が求められます。

エナメル質への影響とは?

エナメル質は一度削ると再生しません。削った部分はセラミックで補いますが、完全に元に戻すことはできません。

万が一外れたりかけたりした場合、エナメル質が削り取られているため、象牙質がむき出しになり、強い知覚過敏や激痛が生じることがあります。歯の耐久力も落ちている状態ですのでそのまま放置すると歯を失うリスクが高まります。

症例や口コミから分かる満足度と課題

芸能人に学ぶ

芸能人の多くがラミネートベニアを活用していますが、信頼できる歯科医師選びが明暗を分けるポイントです。

知恵袋でよく見かける後悔の理由

  • 思ったより不自然な見た目になった
  • 歯がしみるようになった
  • 想定以上に費用がかかった

患者の声に基づいた信頼できる歯医者の探し方

  • 症例紹介が豊富な医院
  • 口コミ評価が高い
  • カウンセリング時に納得のいく説明がある

ラミネートベニアの寿命と長持ちさせるコツ

素材による耐久性の違い

e.maxは5~10年、ジルコニアは10年以上の耐久性を持つとされます。但しここには注意点があり、あくまで素材自体の耐久性でラミネートべニアの施術自体のトラブルの発生年数とは全く別の話です。また使用環境や接着技術によっても大きく左右されます。

装着後の生活習慣が与える影響

硬いものを噛む癖や歯ぎしり、喫煙・着色物の摂取は劣化を早める要因となります。生活習慣の見直しが長持ちのカギです。

定期的なケアがもたらす寿命延長

3~6ヶ月ごとの歯科検診とプロフェッショナルクリーニングにより、ベニアの状態を良好に保てます。

ラミネートベニア治療を検討する際の注意点

適応可能な歯並びと条件とは

  • 軽度なすきっ歯や変色
  • 歯の形や長さのバランス調整 ただし、重度の歯列不正には適さない場合があります。

歯科医師による診断の重要性

適応外の歯に無理にベニアを貼ると失敗のリスクが高まります。経験豊富な歯科医師の診断を受けることが第一歩です。

事前カウンセリングで確認すべき質問

  • どの歯が対象か
  • 削る量はどのくらいか
  • メリットとデメリットのバランスは?

歯を削らないラミネートべニアとの違い

歯を削らないラミネートべニアのメリットとデメリット

  • 歯を削らずに装着可能
  • 適応範囲が狭く、厚みや違和感を感じやすい場合も

適用可能な場面の具体例

  • 軽度な着色やすきっ歯
  • 歯の表面に小さな凹凸がある場合

従来のラミネートベニアと比較した耐久性

ラミネートベニアのほうが接着強度・見た目・耐久性において優れていますが、歯を削らない安心感があります。

最近広告で見かける歯を削らないラミネートべニアの問題点

歯を削らないという意味では、ラミネートべニアの欠点を克服したかのように宣伝されていますが、大きな後悔の原因となるリスクが存在します。

まず割れないようにするために厚みのあるべニアを作らなければなりません。それによって、かなりの出っ歯感が出てしまうリスクがあります。また歯を削らずに接着剤でつけるだけなので外れるリスクが格段に高まります。

それを再度装着しても外れやすく、何度も歯科医院に通う羽目になってしまう可能性があります。また適切な境目を削って作ることができないため、境目の周辺が細菌のコントロールが難しく、間から虫歯や歯周病になるリスクも高まります。ですので生涯に渡り健康な歯を失ってしまうリスクは変わりません。

歯を削るラミネートべニアも、削らないラミネートべニアも、外れたり割れてしまったりした場合、再度型取りをして技工所で新しいものを作り、その次の来院でセットしてもらう必要があります。つまり、費用も手間も大きな負担として生涯に渡りかかってくる可能性があります。

このように歯を削らないラミネートべニアであっても生涯に渡り様々な後悔のリスクが存在します。

ラミネートベニアにリスクを感じる人へおすすめしたいダイレクトベニア

ラミネートべニアに抵抗を感じる人におすすめしたいのがダイレクトベニアです。ダイレクトべニアは歯をほとんど削らずに特殊なセラミック樹脂を直接盛り付けて形や色を整える方法です。

ダイレクトべニアのメリット

  1. 歯をほとんど削らない(削る量が表面の約0.1㎜~0.2㎜で生涯歯に健康に害を及ぼさない。もちろん麻酔不要)
  2. 技工所で作らず歯科医師が直接歯に審美材料を盛り付けていくので即日で治療が完了する
  3. 万が一なんらかの原因で欠けてしまっても修正や再治療が非常に簡単で時間を抑えられる(再治療にかかる時間はわずか10分程度で即日完了)
  4. 再治療自体になりにくく、仮に割れるなどの再治療になったとしても歯の健康にほぼ悪影響がなく費用も手間も抑えられる
  5. ご自身の歯の形や大きさを変えることなく歯を劇的に白くすることができる(逆にある程度必要に応じて形を変えることも可能で自由度が高い)

ただし、いかなる治療方法にもメリットとデメリットが存在し、100点満点のメリットのみの治療方法は存在しません。

ダイレクトべニアのデメリット

ダイレクトべニアはラミネートべニアと比較して天然歯より着色はしづらいもののラミネートべニアよりコーヒーやカレーなど着色性のある飲食物の接種後、適切な歯磨きを怠った場合、表面に色素がつくことがあります。(ダイレクトべニア自体が染まっているわけではないので歯のクリーニングやホワイトニングなどで簡単に色素は落とせます)

ドクターの専門的な高い技術力と特殊な審美材料が必要なため、全国的に見ても行えるクリニックは非常に少ないのが実情です。(なので必然的にダイレクトべニアとラミネートべニアの両者を説明されることなくラミネートべニアのみを提案される歯科医院が多いようです)

当院で芸能人を含む多くの方がダイレクトべニアをされてきました。EXIT兼近さんと相馬トランジスタさんが当院で治療を行った際の様子をYouTubeにアップしてくださっています。ぜひアクセスいただき治療のイメージとして参考にしていただけると幸いです。お二人とも治療後4年以上経過しましたがトラブルもなく良好な経過をたどっています。(2025年4月現在)

ピュアリオ歯科でダイレクトべニアをした芸能人

●EXIT兼近大樹さん(お笑い芸人)

お笑いコンビ「EXIT」の兼近大樹さんは、当院ピュアリオ歯科でダイレクトベニア治療を受けられました。その施術の様子はYouTubeにて公開されており、治療前後のビフォーアフターや、施術の流れを動画でご確認いただけます。

●相馬トランジスタさん(YouTuber)

YouTuberの相馬トランジスタさんも、ピュアリオ歯科にてダイレクトベニア治療を受けられました。
治療の詳しい内容やビフォーアフターの様子は、以下のYouTube動画にてご覧いただけます。

「どちらが自分に合っているのか」を詳しく比較したい方は、こちらの記事をご覧ください。

👉 ダイレクトベニアとラミネートベニアの違いを徹底比較

まずは信頼できる歯科医院でカウンセリングを受け、自分に合った治療法を見極めることが、後悔しないための第一歩です。
ピュアリオ歯科では無料カウンセリングも行っておりますので、ダイレクトベニアにご興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

👉 無料相談のご予約はこちら

監修歯科医師


6年連続 インビザライン ブラック・ダイヤモンド認定
医療法人社団ピュアスマイル 理事長 湊寛明

経歴

私立 広島学院高等学校卒業 国立 九州大学歯学部卒業・歯学学位取得 九州大学病院研修医 終了 埼玉県 オレンジ歯科クリニック 栃木県 丹野歯科医院 山口県 みなと歯科医院 副院長 大手矯正歯科グループ 院長 ピュアリオ歯科・矯正歯科 田町三田院 設立 医療法人社団ピュアスマイル設立、理事長就任 

ご挨拶

誰もが憧れる白くて美しい歯で、個人の魅力を最大限に引き出し、 一生涯、歯の疾患で歯を一本も失うことのない未来を創る。

歯の見た目の美しさはもちろん、人が一生涯、長期的かつ健康に機能できるものとなるように、かみ合わせも力学的に良好な治療を考え、総合的な歯科の知識と予防的な概念で治療をしていくのが本当の矯正・矯正歯科治療です。 歯科治療は医療の中でも、医師の考え方や感性・技術、医院の設備によって結果が大きく変わる業界です。 既に神経の治療がされていたり、見た目や適合の悪い大きな被せものが入っていれば話は別ですが、美しさを手に入れるためだけに必要以上に健康な歯を削り、神経を取ってまで無理やりセラミックの被せものをする必要はありません。 患者さまの望む最大の効果を合理的で正しい考え方と治療方法で結果を出すとともに、生涯歯の健康を維持しそこから全身の健康につなげていただけることが何より大切だと思っています。 患者さまのお悩みやご要望をお聞きし、最善の結果となるよう治療をご提案いたします。