インビザライン矯正中に便利な管理アプリについて

ray Minder(トレイマインダー)は、歯列矯正治療で最大の効果が得られるようにするためのサポートアプリです。このアプリは、無料でダウンロードすることができます。経験豊富な歯科矯正医によって作成され、インビザライン Invisalign ®、ClearCorrect®、Clarity®などのマウスピースを対象としています。

「タイマー機能」や「カレンダー機能」、「歯のセルフィ―機能」など、自分で治療を管理するための便利な機能が充実しています。本記事では、Tray Minderアプリについて詳しく解説します。

1. インビザライン矯正中に便利な管理アプリ「Tray Minder」でできること

Tray Minder(トレイマインダー)は、歯列矯正治療で最大の効果が得られるようにするためのサポートアプリです。このアプリは、無料でダウンロードすることができます。

経験豊富な歯科矯正医によって作成され、インビザライン Invisalign ®、ClearCorrect®、Clarity®などのマウスピースを対象としています。例えば、毎日マウスピースをどれくらい装着したのか確認することができます。また長い時間装着していないと、お知らせを届けてくれます。

その他にも、次のマウスピースに代えるタイミングの告知や、進捗状況記録用の歯のセルフィ―撮影時間を教えてくれます。マウスピースによる歯列矯正治療は、地道な継続がとても大切です。Tray Minderは、挫折しないように歯列矯正治療のサポートをしてくれます。

以下、具体的な機能を解説します。

1-1. 歯列矯正治療に関して

Tray Minderは、短時間で現在受けている治療や、これからスタートする治療をセットアップすることができます。またいつでも新しい治療を開始することができ、治療計画の内容を調整することもできます。

1-2. タイマーの機能に関して

Tray Minderのタイマー機能は、非常に充実しています。それぞれについて、以下にご紹介します。

①開始/一時停止ボタン付きタイマー…毎日何時間マウスピースを装着しているのかを簡単に計測できます

②複数のタイムゾーン対応…夏時間等を自動的に調整してくれるので、自分で計算する必要はありません

③メール送信機能…ホームドクターにマウスピース装着状況を簡単に伝えることができます

④再装着お知らせ機能…マウスピースを再度取り付ける

⑤装着日数調整機能…マウスピースを装着する日数を調整できます

1-3. カレンダー機能に関して

①新しいマウスピース交換のお知らせ設定

②歯科医院・クリニック通院日のお知らせ設定

③特定の日にメモを追加できる

④マウスピース装着結果を色で表示でき、治療の進行状況をわかりやすく把握できる

1-4. 歯のセルフィ―(自撮り)に関して

「セルフィ(Selfie)」とは、自分を被写体として撮影をすることです。

①マウスピースの交換ごとに治療進捗状況を確認するための写真撮影

②以前撮影した自分の歯の写真をフォトライブラリからインポートする

③写真をスクロールし歯並び改善経緯を確認できる

2. インビザライン矯正中に便利な管理アプリ「Tray Minder」の使い方

最初に、マウスピースを選びます。このTray Minderは海外製のアプリですので、「ほか」を選んで下さい。

その次に「マウスピースの合計枚数」「各マウスピースの装着期間」「現在のマウスピースの番号」などを入力します。

そして最後に、「現在のマウスピースを装着した日数」と「マウスピース交換のリマインダー時間」を入力すれば完成です。

3. インビザライン矯正中にアプリで管理するメリット

アプリを活用して、インビザライン矯正治療する最大のメリットは、「決められた時間の装着」が実行しやすいことです。ご存知の通り、インビザラインは透明で軽く、目立ちにくいマウスピースを使った歯列矯正方法です。デザインも美しく、痛みが少ないのも特徴です。

しかし痛みが少なく、慣れれば装着していても違和感がないあまり、ついつい着け忘れてしまうことがあります。インビザラインの歯列矯正で最大の効果を出すには、1日20時間以上の装着が必要です。そうなると、基本的には学校や仕事の時間、寝ている時にもマウスピースを着けておく必要があります。例えば新しいマウスピースと交換した場合、3日程度は22時間以上の装着が必要です。

このように、Tray Minderというアプリを活用すれば、日々マウスピース装着を習慣づけることに役立ちます。また少しずつ歯列がキレイになっていくのを写真で確認できるので、モチベーションアップにもなります。

4. インビザライン矯正の管理アプリ使用時の注意点

先ほども申し上げました通り、インビザラインで最大の効果を上げるには装着時間を守ることが必要不可欠です。なぜなら、インビザラインはマウスピースを少しずつ作り替え、徐々に歯を動かす矯正方法だからです。そのため、マウスピースの装着時間が短いと、歯が動きにくくなる可能性が高くなります。

そうならないためには、マウスピースの装着だけでなく、Tray Minderの使用を日々習慣化することが大切です。例えば、毎朝起きたらTray Minderを見るクセをつけると、装着や交換、計画の進捗などが日々意識づけられます。

2~3分もあれば、一通りのチェックはできるでしょう。そうやってアプリチェックする習慣づけることで、インビザラインの効果を最大限にし、治療計画内に完了することができます。

5. インビザライン矯正の管理アプリに関するまとめ

インビザラインでの歯列矯正治療で成果を出すために、ご自身での装着時間の管理がとても重要です。

治療計画期間内で終わらせるためには、装着時間を守ることが大前提といえます。

逆にいうと、装着時間を守らなければ治療期間は長引き、虫歯や歯周病といったトラブルに巻き込まれる可能性も高まります。これからインビザラインの歯列矯正を検討している方、もしくは今インビザラインを使用されている方は、是非このアプリを使用してみてください。

装着時間の管理や交換のタイミングを記録しておけるとても心強いアプリです。また自分だけではなく、家族のマウスピース装着のリマインドにもアプリは役立ちます。

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監修歯科医師

インビザライン ブラックダイヤモンドドクター インビザライン・ジャパン株式会社(旧アライン・テクノロジー社)認定 医療法人社団ピュアスマイル 理事長

湊 寛明

私立 広島学院高等学校卒業 国立 九州大学歯学部卒業・歯学学位取得 九州大学病院研修医 終了 埼玉県 オレンジ歯科クリニック 栃木県 丹野歯科医院 山口県 みなと歯科医院 副院長 大手矯正歯科グループ 院長 ピュアリオ歯科・矯正歯科 田町三田院 設立 医療法人社団ピュアスマイル設立、理事長就任 日本矯正歯科学会日本成人矯正歯科学会/日本舌側矯正歯科学会/世界舌側矯正歯科学会/ヨーロッパ舌側矯正歯科学会/国際インプラント学会/日本口腔インプラント学会/日本歯科審美学会/日本歯周病学会/日本臨床歯周病学会/日本補綴歯科学会/日本口腔外科学会/日本アンチエイジング歯科学会

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医療法人社団ピュアスマイル 理事長 湊 寛明