横顔の美しさの世界基準Eラインとは?理想の近づく方法も解説

横顔は、実は正面よりも見られる回数が多いといわれています。例えば仕事中や飲み会、BBQやパーティーといった場で、異性はさりげに女性の横顔を意識しています。

しかし、横顔をケアしている女性が少ないのも事実です。雑誌のモデルやメイクの方法といったビジュアルは正面写真が多く、横顔の重要性が感じられるものは多くありません。

みなさんは、Eラインという言葉をご存知でしょうか。これは、美しい横顔の基準としてアメリカの歯科医師が提唱したものです。提唱されたのが1954年ですから、70年間支持されている代表的な美的指標といえます。

本記事では、Eラインの重要性や理想のEラインを実現する治療法をご紹介します。

 Eライン(エステティックライン)とは

まず最初に、横顔の美しさの代表的基準であるEラインについて解説します。

1. 美容整形大国アメリカで誕生したEライン

Eラインは、正式にはエステティックライン (Esthetic line) といいます。このEラインは、1954年アメリカの歯科矯正医ロバート・リケッツが提唱しました。ちなみにアメリカは世界有数の美容整形大国です。特に「歯並びが悪い人は生活習慣が乱れている」という烙印を押されるため、全人口の約80%が歯のクリーニングに通っています。

2. 横顔の鼻の先と下あごの先を結んだ線

Eラインは、具体的には「鼻先」と「下あごの突端部」を直線で結んだラインのことです。そして上唇と下唇がこの線上のやや内側にある口元が、美しい横顔の基準とされています。

ちなみに最も理想的な横顔は、Eラインよりも上唇が4mm前後、下唇が2mm前後内側にある形といわれています。美しい横顔は、周囲の人に品性や知性を感じさせます。また同時に、若々しい印象を与えることもできます。

3. 日本人のEライン基準とは

私達日本人は、欧米人の方と比べると、鼻が低いという身体的特徴があります。そのため、Eラインに少し唇が触れる程度であれば、十分にキレイな横顔といえます。ちなみに日本人に合わせたEラインの基準としては、上唇がEラインに乗り、下唇がEラインよりも2mm程度内側にある形が理想といわれています。

4. 自分でEラインを確認する方法

Eラインを自分で確認するには、人差し指の側面を鼻先と顎先に当てるとわかります。この時指に唇がつかなければ、綺麗なEラインです。また鼻先とあごに定規を当てるという方法もあります。この場合、定規が唇にあたらないか軽く触れる程度であれば、理想的なEラインといえます。

E-ラインが横顔美人の条件として重要な理由

Eラインは、なぜそこまで重要視されるのでしょうか。その理由について、解説します。

1. 美容意識の差が横顔に出る

美しいEラインは、放置しては維持できません。Eラインを形成するということは、本人の美意識や健康意識の高さの証明になります。例えば、美容を意識せずにお手入れを怠ると、頬がたるんだり、二重あごになったりします。そうならないために、バランスの良い食事や適度な運動、十分な睡眠といった生活習慣も欠かせない要素です。

例えば2018年のカネボウ化粧品の調査では、30代モデル女性の興味深い行動が示されています。それによると、外出前に横顔をチェックする割合が、30代一般女性より20ポイントも高いのです。つまり美しさのプロであるモデル女性は、横顔の重要性を認識しているといえます。

2. 顔は頻繁にみられているという事実

人が顔を見るときは正面を見るという考え方が、一般的かも知れません。しかし実は、横顔は頻繁にチェックされてます。先ほどのカネボウの調査では、他人の顔を意識するシーンが出ています。その上位には、「電車」「バス」「エレベーター」「飲食店のカウンター」がランクインしています。

このデータから読み取れることは、日常的な偶然の出会いにおいて横顔は大きな影響力を持っているということです。交通機関や飲食店舗で、男性が偶然横に位置したとき、横顔が大きな判断材料になっているといっていいでしょう。

キレイな横顔に導くマッサージ

ここでは、自宅ですぐできるマッサージについて解説します。

1. むくみを効率的な流す

これは血流を向上させ、老廃物を流す耳や首、肩をほぐします。そうすることで、スッキリとした小顔を目指し、キレイな横顔に導きます。またむくみ解消には、カリウムが効果的です。カリウムは、バナナやリンゴ、海藻に多く含まれています。

おススメはアボガドで、抗酸化効果の高いビタミンEや食物繊維もたっぷりです。また良質な水を1日1.5~2Lとりましょう。そうすることで、体内の巡りが良くなります。

2. 情筋を使ってたるみ・シワを作らない

顔の表情筋は、体の筋肉同様、使わないとどんどん衰えます。しかも無意識でする眉間のしわ寄せや口角を下げる表情などが、シワやたるみを作っている場合があります。その顔の筋肉を正しく使うと、顔の動きが滑らかになり、全体の印象も引き締まります。

表情筋はとても小さいので、1日5分でも毎日続けると、効果をとても感じやすいのがメリットです。例えば「やっほ~」という口の形を作りながら5秒キープするだけで、顔の下の筋肉を鍛えることができます。

3. 顔の下半分を若返らせる

近年リモートワークが普及し、日常的に人と会話する機会が減少しました。その結果、顔のラインが変わったという女性が増えています。そういった方々へおススメなのが、たるみ解消エクササイズです。

これは口輪筋という口の周りを鍛えます。例えば頬肉を口の内側に吸い込み、唇を鳥のようにすぼめます。そのまま唇を上下に開けたり閉じたりすることで、口周りのメリハリをアップさせます。

美しいEラインを手に入れる治療法とは

では、実際に理想のEラインを実現する方法について解説します。

1. 出っ歯や受け口は歯列矯正で改善

Eラインのポイントは、鼻と口、そしてあごです。この3個所のバランスを整えることで、美しいEラインに近づけることができます。しかし出っ歯や受け口の場合、口元が膨らみ、Eラインをはみ出してしまいます。それらを改善するには、歯列矯正治療がおススメです。

歯列矯正は、マウスピースやワイヤーなどの矯正装置を使用し、歯並びやかみ合わせを矯正します。ピュアリオ歯科・矯正歯科は、累計症例2,300件以上あり、6年連続ダイヤモンドドクターに認定されています。豊富な実績と安心の技術で、美しい歯並びに導きます。

ピュアリオ歯科での出っ歯の症例はこちら

2. 鼻の低さを改善するヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸とは、もともと身体の中に存在しているゼリー状の物質です。それを注入することで、鼻やあごなどのボリュームアップを図ります。鼻やあごの位置が高くなれば、唇をEラインの内側に収めることもできます。

ただしヒアルロン酸注入は、治療後に腫れや内出血が生じる可能性があります。また時間が経つと、体内に吸収されてなくなります。そのためこの施術では、実績が豊富な医師が在籍しているクリニックを選ぶことをおススメします。

3. 外科的治療法のプロテーゼ

プロテーゼは、人の軟骨に似せて作成された医療用シリコンです。これを手術で挿入し、鼻やあごの形を整えます。プロテーゼで鼻やあごを高くすることで、美しいEラインを手に入れることができます。

プロテーゼでEラインをキレイにする場合は、事前に丁寧なカウンセリングを実施してくれる美容整形外科のクリニックを選ぶようにしましょう。

まとめ

Eラインは、横顔の美しさの世界的基準です。その横顔の造形美だけでなく、肌の張りや艶といった普段のケアや美意識の結晶という側面もあります。

本記事では、Eラインの重要性やマッサージによる効果、代表的な治療法について解説してきました。特に出っ歯などの口元の歯科矯正治療は、比較的長期間になります。そのため、実績が豊富で確かな技術力が証明されている歯科矯正クリニックがおススメです。

ピュアリオ歯科・矯正歯科は、世界的なブランド「インビザライン」を活用したマウスピース歯科矯正治療を提供しています。無料でオンラインカウンセリングを実施していますので、少しでも興味があればぜひお問合せ下さい。

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監修歯科医師

インビザライン ブラックダイヤモンドドクター インビザライン・ジャパン株式会社(旧アライン・テクノロジー社)認定 医療法人社団ピュアスマイル 理事長

湊 寛明

私立 広島学院高等学校卒業 国立 九州大学歯学部卒業・歯学学位取得 九州大学病院研修医 終了 埼玉県 オレンジ歯科クリニック 栃木県 丹野歯科医院 山口県 みなと歯科医院 副院長 大手矯正歯科グループ 院長 ピュアリオ歯科・矯正歯科 田町三田院 設立 医療法人社団ピュアスマイル設立、理事長就任 日本矯正歯科学会日本成人矯正歯科学会/日本舌側矯正歯科学会/世界舌側矯正歯科学会/ヨーロッパ舌側矯正歯科学会/国際インプラント学会/日本口腔インプラント学会/日本歯科審美学会/日本歯周病学会/日本臨床歯周病学会/日本補綴歯科学会/日本口腔外科学会/日本アンチエイジング歯科学会

ご挨拶

誰もが憧れる白くて美しい歯で、個人の魅力を最大限に引き出し、 一生涯、歯の疾患で歯を一本も失うことのない未来を創る。

歯の見た目の美しさはもちろん、人が一生涯、長期的かつ健康に機能できるものとなるように、かみ合わせも力学的に良好な治療を考え、総合的な歯科の知識と予防的な概念で治療をしていくのが本当の矯正・矯正歯科治療です。 歯科治療は医療の中でも、医師の考え方や感性・技術、医院の設備によって結果が大きく変わる業界です。 既に神経の治療がされていたり、見た目や適合の悪い大きな被せものが入っていれば話は別ですが、美しさを手に入れるためだけに必要以上に健康な歯を削り、神経を取ってまで無理やりセラミックの被せものをする必要はありません。 患者さまの望む最大の効果を合理的で正しい考え方と治療方法で結果を出すとともに、生涯歯の健康を維持しそこから全身の健康につなげていただけることが何より大切だと思っています。 患者さまのお悩みやご要望をお聞きし、最善の結果となるよう治療をご提案いたします。

医療法人社団ピュアスマイル 理事長 湊 寛明