インビザライン(マウスピース)矯正歯科治療:デメリットとメリットを徹底解説

インビザライン(マウスピース)矯正歯科治療:デメリットとメリットを徹底解説

こんにちは。
ピュアリオ歯科・矯正歯科スタッフです。

近年、インビザラインという矯正方法が注目を集めています。透明なマウスピースを使って歯を動かすこの新しい手法は、従来のワイヤー矯正と比較して透明で目立たない、取り外し可能などの特徴があり、多くの方の注目を集めています。どの治療方法も一長一短がありますが、全ての人に適しているわけではありません。 今回は、インビザラインのデメリットとメリットについて解説します。

インビザラインのデメリット

インビザラインのデメリット

インビザラインの治療は魅力的な面が多い一方で、そのデメリットも理解しておくことが重要です。それぞれの要点を詳しく見ていきましょう。

インビザラインのデメリット① 費用が高い

インビザラインの矯正治療は、従来のブレース矯正に比べて費用が高くなる場合があります。一部保険の適用外となることもあるため、治療開始前には費用についてしっかりと調査することが必要です。

インビザラインのデメリット② 治療期間が長い

歯を少しずつ動かすため、インビザラインの治療期間は長くなる可能性があります。人によっては、矯正治療を早く終えたいという願望があるかもしれません。

インビザラインのデメリット③ 手間がかかる

インビザラインのマウスピースは、食事や歯磨きのために取り外す必要があります。これにより、日々の生活における手間が増えることがデメリットとなるかもしれません。

インビザラインのデメリット④ 矯正範囲の制限

インビザラインは全ての歯列矯正ケースに対応できるわけではありません。特に重度の歯並びや噛み合わせの問題には、従来のブレース矯正治療が適している場合もあります。

インビザラインのデメリット⑤ 自己管理が必要

マウスピースの着脱や日々のケアは患者自身の責任となります。自己管理が必要なため、それに対する意識や努力が求められます。

インビザラインのメリット

インビザラインのメリット

インビザラインの治療が人気を博しているのには、数々のメリットがあるからです。それらのメリットについて詳しく見ていきましょう。

インビザラインのメリット① 審美性

透明なマウスピースであるため、着けていても目立ちません。これは、特に大人の患者にとって大きなメリットです。

インビザラインのメリット② 取り外し可能

食事や歯磨きの際に取り外すことが可能なため、生活スタイルを大きく変えることなく矯正治療を行うことができます。

インビザラインのメリット③ 痛みが少ない

インビザラインは、ブレースに比べて痛みが少ないとされています。これは、治療のストレスを軽減する大きな要因となります。

インビザラインのメリット④ 予測可能

コンピューターシミュレーションにより、治療前に治療結果を予測することができます。これにより、患者は治療の進行状況を把握しやすくなります。

インビザラインのメリット⑤ 口腔衛生

ワイヤー矯正と異なり、マウスピースを取り外せるため、ブラッシングやフロッシングが容易になります。これにより、治療期間中も口腔衛生 を保つことが可能となります。

インビザライン(マウスピース)による矯正歯科治療とは?

インビザラインは、アメリカのAlign Technology社によって開発された矯正治療法です。従来の金属ブレースとは異なり、インビザラインは透明なプラスチック製のマウスピース(アライナー)を用いて歯を動かします。

治療は患者の口腔内をスキャンして得られた3Dデータを基に、歯の動きを計算機シミュレーションで予測し、その結果に基づいて複数のマウスピースが作製されます。これらのマウスピースを2週間ごとに交換し、徐々に歯を目標の位置に移動させていきます。これらのプロセスは全て専門の歯科医師の監督のもと行われます。

インビザラインの注意点

インビザラインの注意点

インビザラインを用いた治療をスムーズに進めるためには、以下の点に注意する必要があります。

マウスピースの着用時間

インビザラインのマウスピースは、効果を発揮するためには1日に20時間以上着用する必要があります。寝ている間も含めて、食事や口腔ケアの時間以外は常に着用しましょう。

マウスピースの清掃

マウスピースは取り外して清掃できますが、適切な清掃方法を守ることが重要です。具体的には、適切な洗剤を使用し、定期的に洗浄してください。

まとめ

インビザラインは、その透明性と取り外し可能な特性から、多くの患者に選ばれている矯正治療法です。しかし、費用が高い、治療期間が長い、日々の自己管理が必要など、デメリットも確かに存在します。

そのため、治療を始める前には、自身の状況とニーズ、インビザラインのメリットとデメリットをしっかりと考え、適切な選択をすることが大切です。そして、インビザラインを選んだ場合には、治療期間中のマウスピースの適切な管理と着用時間の確保が重要であることを念頭に置いてください。

インビザラインは特定のニーズに対応する画期的な治療法であり、その利便性と審美性は多くの患者にとって大きな魅力です。しかし、全ての患者にとって最適な選択肢であるとは限らないことを理解することが重要です。

この記事を読んで、インビザラインのメリットとデメリット、注意点などについて理解を深め、最適な矯正治療法の選択に役立てていただければ幸いです。

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監修歯科医師

インビザライン ブラックダイヤモンドドクター インビザライン・ジャパン株式会社(旧アライン・テクノロジー社)認定 医療法人社団ピュアスマイル 理事長

湊 寛明

私立 広島学院高等学校卒業 国立 九州大学歯学部卒業・歯学学位取得 九州大学病院研修医 終了 埼玉県 オレンジ歯科クリニック 栃木県 丹野歯科医院 山口県 みなと歯科医院 副院長 大手矯正歯科グループ 院長 ピュアリオ歯科・矯正歯科 田町三田院 設立 医療法人社団ピュアスマイル設立、理事長就任 日本矯正歯科学会日本成人矯正歯科学会/日本舌側矯正歯科学会/世界舌側矯正歯科学会/ヨーロッパ舌側矯正歯科学会/国際インプラント学会/日本口腔インプラント学会/日本歯科審美学会/日本歯周病学会/日本臨床歯周病学会/日本補綴歯科学会/日本口腔外科学会/日本アンチエイジング歯科学会

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医療法人社団ピュアスマイル 理事長 湊 寛明