歯列矯正でなぜブサイクになる?気になる理由と対処法とは? 

こんにちは。東京都港区にあるピュアリオ歯科・矯正歯科のスタッフです。

「キレイな口元になりたい!」そう思って歯並びを治したのに、治療が終わったらブサイクに。そんな予想外の結果になってしまうことがあります。

歯並びの治療は、時間もお金もかかります。そして何よりご自身の努力の継続が必要です。せっかく頑張ったのに、そんな思いはしたくないですよね。

そこで本記事では、歯列矯正でブサイクになる原因や事例、対策について解説します。ピュアリオ歯科では、矯正専門医が一人ひとりに合わせた最適な治療プランを提供していますので、安心して治療を受けていただけます。

歯列矯正でブサイクになる原因とは

1. 顔の変形に伴う皮膚のたるみ

出っ歯・受け口・口ゴボなどの治療で歯を引っ込めると、今まで張っていた皮膚にたるみが出ることがあります。これは、今まで肥満だった方がダイエットに成功すると皮膚がたるんでしまう現象と似ています。

例えば、皮膚がたるむことでほうれい線が濃くなったり、二重あごになってしまうことがあります。その結果、老けて見えることがあります。

2. 矯正による食生活の影響

矯正治療を続ける間に、食生活が変わることがあります。例えば食事回数が減って、やせてしまうことがあります。また食べ物をかむ回数が減り、筋肉が衰えることもあります。

その結果、ほうれい線が濃くなったり、頬がこけたり、面長になってしまうことがあります。

3. 抜歯によるフェイスラインの変化

抜歯を伴う歯列矯正の場合、歯の移動距離が大きくなりやすい傾向があります。その結果、フェイスラインが変わることがあります。例えば抜歯をして歯を内側に送ったことで、ほうれい線が濃く見えることがあります。

4. 出っ歯になる

抜歯が必要な状態にもかかわらず、無理に非抜歯矯正で歯を並べると出っ歯になることがあります。これは、歯を並べるスペースを十分に確保せずに歯科矯正を行うと起こる可能性がある現象です。

歯並びを改善するための矯正なのに、今よりも悪化するのは避けたいですよね。こういう状況にならないためには、理想の歯並びをドクターと共有し、矯正前に精密検査を実施することをおススメします。

ピュアリオ歯科では、CTを使用した精密検査や最新バージョンの口腔内3Dスキャナーを使用し、精確な診断を行い最適な治療計画を立てることで、患者さんの希望に沿った結果を実現しています。」

矯正ブサイクの原因に対する対処法

1. ほうれい線には口輪筋を鍛える

抜歯矯正をすることで口元が引っ込み、皮膚がたるむことがあります。また矯正の痛みがつらくて食事回数が減り、栄養不足や筋力劣化による口元のたるみ、ほうれい線が目立つことがあります。

例えば食事が原因の場合、矯正後に回復することがあります。また口輪筋を鍛えることで、改善できることがあります。口輪筋とは、唇の周りを囲んでいる筋肉のことです。この筋肉は、唇を閉じたり、すぼめたりするときに使います。具体的例としては、「うー」と発音しながら唇を前に突き出します。また「あー」と発音しながら、口角を引き上げます。口輪筋の訓練が効果ない場合は、美容整形なども選択肢になります。

2. 面長には表情筋トレーニング

矯正の痛みが原因で食事の量や回数が減り、栄養が不足することがあります。その結果、ほお骨が出たり、咬み合わせの変化で筋肉の形が変わることがあります。またエラがなくなり、面長に見えることがあります。

食事が原因の場合、矯正治療の終了後に改善する可能性があります。またかみ合わせが原因の場合、表情筋のトレーニングで改善できることがあります。

表情筋とは、表情をつくるために関わる筋肉の総称です。例えば、口角を上げる表情には大頬骨筋や小頬骨筋、頬筋、笑筋が主に関わっています。筋肉は、ひとつだけで運動することはほとんどありません。周囲の筋肉と協働して表情をつくり出しています。表情筋のトレーニングには、あいうえおトレーニングや舌回しトレーニングなどがあります。

3. 非抜歯での出っ歯矯正

抜歯をせずに矯正治療した場合、歯が並ぶスペースが不足し、歯が前にせりだしてしまうことがあります。この現象の場合には、再矯正が必要になってしまうことがあります。そのため、非抜歯矯正では、すき間を作るために歯を少し削るストリッピングという方法や、歯を後ろに送る治療方法があります。

ストリッピングでは、歯と歯が接する面を専用の器具で削り、歯の形を整えます。「ディスキング」「IPR」「スライス」とも呼ばれています。

ただ当院では、健康な歯を抜く抜歯矯正は基本的に推奨しておらず、他院で抜歯推奨の診断を受けた方でも、殆どの方を非抜歯で治療してきた経験があり、安易に抜歯をおすすめしておりません。

参考記事

マウスピース矯正(インビザライン)のIPRとは?

インビザラインは抜歯矯正もできる?抜歯が必要な症例と不要な症例やメリット・デメリットについて解説

歯科矯正後のブサイクを避ける方法

1. 矯正専門医や認定医が在籍している歯科医院を選べば安心?

世の中には、専門医や認定医などの称号を持つ歯科医師もいますが、これらの称号は主にワイヤー矯正の経験を基に与えられるものです。そのため、マウスピース矯正を検討している場合、これらの医師が必ずしもマウスピース矯正において豊富な技術や経験を持っているとは限らない点に注意が必要です。

また、前述した非抜歯での矯正についても同様です。ワイヤー矯正を推奨するクリニックで「抜歯が必要」と診断された場合は、必ず別のクリニックで非抜歯での矯正が可能かどうか、セカンドオピニオンを受けることをお勧めします。このように、治療方法について複数の意見を聞くことで、最適な治療方針を見つけることができます。

2. 精確な診断と精度の高い治療計画を作成できる医院を選ぶ

歯科治療において重要なのは、現状の症状に適した治療計画を立案し、それに基づいた治療を行うことです。そのためには、治療前に正確な検査を行い、症状をしっかりと把握することが不可欠です。

例えば、パノラマレントゲンや口腔内写真、顔貌写真などの事前検査が、適切な治療計画の基礎となります。また、ワイヤー矯正やマウスピース矯正のどちらを選択するにしても、以下の2点については、医院選びの際に確認することをお勧めします。

1. 歯科用CTの有無

歯科用CTは、歯科治療に特化した3D画像を提供するための装置です。この装置を用いることで、歯や顎の骨を立体的にあらゆる角度から診断することが可能です。矯正治療はもちろん、歯周病やインプラントなど、さまざまな歯科治療において幅広く利用されます。

従来のレントゲン撮影では、得られる画像が平面的で診断に限界がありましたが、歯科用CTを使用することで、立体的な3D画像を取得でき、より多くの情報を得ることが可能です。これにより、歯や歯槽骨、上下顎骨、副鼻腔、顎関節の状態などを詳細に確認できます。

特に矯正治療では、歯根や歯茎の状態を詳細に把握することが非常に重要です。歯科用CTで得られる情報は、より正確な診断を支えるために不可欠であり、治療の安全性を高め、より良い治療結果をもたらします。

また、マウスピース型矯正装置(インビザライン)を使用する際、シミュレーション結果を過信すると、歯が本来存在しないはずの歯槽骨の位置に移動してしまう可能性があります。これにより、歯肉退縮が引き起こされるリスクがあるため、事前に歯科用CTで歯槽骨の状態を確認することが非常に重要です。

2. 3D口腔内スキャナー「iTero(アイテロ)」のバージョン

3D口腔内スキャナー「アイテロ」は、歯科治療における精密なデジタルスキャンを可能にする重要なツールです。特に、アイテロのバージョンが最新であることは、治療計画の正確性を確保するために欠かせません。

アイテロは、口腔内の状態を3次元で詳細にスキャンし、そのデータをもとに正確な治療計画を立てることができます。最新バージョンのアイテロルミナは、従来のスキャナーと比べて、さらに高速かつ高精度なスキャンが可能で、治療の精度と効率を大幅に向上させます。

また、アイテロルミナは患者にとって快適なスキャン体験を提供し、短時間でのスキャンが可能です。これにより、患者の負担が軽減され、治療の進行もスムーズになります。

ピュアリオ歯科では、この最新型のアイテロルミナを導入しており、インビザライン治療などのマウスピース型矯正において、より精密な治療を提供しています。これにより、治療計画がより正確になり、理想的な結果を実現できます。

3. 豊富な症例や治療完了実績のある歯科医院を選ぶ

歯科治療の実績が少ないからといって、その医院が信頼できないとはいえません。しかし、症例実績が豊富な歯科医院の方が、安心して治療を任せられるというのも事実です。多くの歯科治療を手掛けている医院には、さまざまな症例に対応できるノウハウと体制が整っていることが期待されます。

特に矯正治療においては、ドクターの経験年数や症例数が非常に重要な要素となります。中でもマウスピース矯正(インビザライン)を選ぶ際には、以下の2つのチェックポイントを確認することが大切です。

ステータスランク

インビザラインには、提供するドクターやクリニックの実績に応じて「ステータスランク」が設定されています。このランクは、年間の症例数を基に評価され、「ダイヤモンド」や「プラチナエリート」などの称号が付与されます。これらの高ランクを持つ医院は、多くの症例を手掛けているため、さまざまな症例に対応できる経験とスキルを持っていることの一つの指標となります。ピュアリオ歯科では、インビザライン治療において全国の歯科医師の上位1%に位置する「ブラックダイヤモンドドクター」の称号を獲得しており、豊富な経験と高い技術力を誇っています。

治療完了数

治療完了数は、その医院がどれだけのインビザライン症例を成功裏に終えたかを示す指標です。症例数が多いほど、複雑なケースにも対応できるスキルと経験が蓄積されています。ピュアリオ歯科では、これまでに2,300件以上のインビザライン治療を完了しており、豊富な経験に基づいた安心の治療を提供しています。治療完了数が多い医院は、患者さんに対してより良い治療結果をもたらす可能性が高く、治療の安全性も向上します。

これらのポイントを確認することで、インビザライン治療を安心して任せられる歯科医院を選ぶことができるでしょう。豊富な実績を持つ医院を選ぶことで、理想的な治療結果を手に入れることが期待できます。

4. 通院頻度や通院回数の負担はどうか

一般的にワイヤー矯正の場合、どの歯科医院でも調整日が設けられており、月に1~3回の通院が必要なケースもあります。一方、マウスピース矯正の場合、マウスピースを装着する段階に移行すると、通院頻度は4か月に1回(年間最短3回)程度と時間的な負担も少ないのが現状です。

もちろん、マウスピースの破損があった場合などは別問題ですが、年間12回~36回の通院が必要となるワイヤー矯正と比較して、患者様の負担が圧倒的に少ないのはマウスピース矯正です。

まとめ

歯科矯正は、歯並びを整えるだけでなく、口の中の機能を改善するための治療です。見た目の美しさだけでなく、噛み合わせを向上させることで、より健康的な体を手に入れることができます。

しかし、治療に関する知識が不足していたり、治療計画に沿わないと、患者さんの期待通りの成果を得られない可能性があります。

そうならないためには、慎重に歯科医院選びを行い、定期的にお顔とお口を診てもらうことが大切です。矯正治療は、患者さんとドクターが協力し合うことで、最大の成果が得られる治療です。

ピュアリオ歯科・矯正歯科では、院長がインビザラインの世界サミットで表彰されたトッププロバイダーであり、すべての治療計画をブラックダイヤモンドドクターである湊院長が作成しています。また、累計症例数は2,400件以上で、豊富なノウハウと治療体制があります。

少しでもご興味があれば、無料相談をご利用ください。LINE通話やZoomによる無料オンラインカウンセリングを実施しています。

監修歯科医師

インビザライン ブラックダイヤモンドドクター インビザライン・ジャパン株式会社(旧アライン・テクノロジー社)認定 医療法人社団ピュアスマイル 理事長

湊 寛明

私立 広島学院高等学校卒業 国立 九州大学歯学部卒業・歯学学位取得 九州大学病院研修医 終了 埼玉県 オレンジ歯科クリニック 栃木県 丹野歯科医院 山口県 みなと歯科医院 副院長 大手矯正歯科グループ 院長 ピュアリオ歯科・矯正歯科 田町三田院 設立 医療法人社団ピュアスマイル設立、理事長就任 日本矯正歯科学会日本成人矯正歯科学会/日本舌側矯正歯科学会/世界舌側矯正歯科学会/ヨーロッパ舌側矯正歯科学会/国際インプラント学会/日本口腔インプラント学会/日本歯科審美学会/日本歯周病学会/日本臨床歯周病学会/日本補綴歯科学会/日本口腔外科学会/日本アンチエイジング歯科学会

ご挨拶

誰もが憧れる白くて美しい歯で、個人の魅力を最大限に引き出し、 一生涯、歯の疾患で歯を一本も失うことのない未来を創る。

歯の見た目の美しさはもちろん、人が一生涯、長期的かつ健康に機能できるものとなるように、かみ合わせも力学的に良好な治療を考え、総合的な歯科の知識と予防的な概念で治療をしていくのが本当の矯正・矯正歯科治療です。 歯科治療は医療の中でも、医師の考え方や感性・技術、医院の設備によって結果が大きく変わる業界です。 既に神経の治療がされていたり、見た目や適合の悪い大きな被せものが入っていれば話は別ですが、美しさを手に入れるためだけに必要以上に健康な歯を削り、神経を取ってまで無理やりセラミックの被せものをする必要はありません。 患者さまの望む最大の効果を合理的で正しい考え方と治療方法で結果を出すとともに、生涯歯の健康を維持しそこから全身の健康につなげていただけることが何より大切だと思っています。 患者さまのお悩みやご要望をお聞きし、最善の結果となるよう治療をご提案いたします。

医療法人社団ピュアスマイル 理事長 湊 寛明