インビザラインが浮くのはなぜ?その原因や許容範囲について|マウスピース矯正

こんにちは。ピュアリオ歯科・矯正歯科スタッフです。

インビザライン矯正は、透明のマウスピースを使った矯正方法です。

1枚ずつわずかに形が異なるマウスピースを定期的に交換していくことによって、だんだんと歯並びを動かしていく仕組みです。

インビザライン矯正を進めていくと、途中で「マウスピースが浮いている」と感じられることがあります。

当院にも「マウスピースが奥歯だけパカパカと浮いている」「前歯1本だけマウスピースが浮いてしまう」「歯とマウスピースにすき間がある」などのご相談をいただくことがあります。

マウスピースが浮いていたら、順調に矯正が進んでいるのかどうか、不安になってしまいますよね。

今回は、インビザライン矯正のマウスピースが浮く原因や対処法、そのままにしておくリスクについて解説します。

マウスピースの浮きが気になっている方はご参考にしてくださいね。

インビザラインのマウスピースが浮くのはなぜ?その原因について

インビザライン矯正のマウスピースが浮いていると、矯正が順調に進んでいないのでは?と不安になってしまうもの。

ここでは、マウスピースが浮く原因をケースごとに解説します。

一部の歯だけ浮く

歯並び全体にはマウスピースがしっかりフィットしているのに、一部の歯だけ浮いてくることがあります。

この場合、歯並び全体としては治療計画通りに歯が動いていても、一部の歯だけ動きが遅れている可能性が高いです。

特に、大きく動かす必要がある歯や、ねじれや角度を改善する必要がある歯は、治療計画(シミュレーション)と実際の歯の動きに誤差が生じやすく、マウスピースが浮きやすい傾向にあります。

ほかの歯に比べてサイズが小さな歯も、マウスピースが歯を十分にキャッチできず浮いてしまうことがあります。

また、マウスピース矯正では歯を動かす力をかけるために歯の表面にアタッチメントを装着しますが、目立ちやすいからという理由や、クリニックが対応していないという理由で、装着しないこともあります。

アタッチメントがない場合、歯を動かす力が十分にかけられないため、歯の動きがわるくなり、マウスピースは余計に浮きやすくなります。

▼インビザライン矯正のアタッチメントとは?
詳しくはこちらをお読みください

奥歯だけ浮く

前の方の歯にはマウスピースがフィットしているのに、奥歯だけマウスピースが浮いてしまうこともよくあります。

奥歯は、前歯に比べて生えている部分の高さが低い(長さが短い)ため、マウスピースが歯をキャッチしにくく、しっかりと固定されず浮いてしまう傾向にあります。

奥歯の特性上、ある程度は仕方がないことであるため、そのまま矯正を進めても問題ないケースがほとんどではありますが、気になる場合はクリニックに相談しましょう。

歯の根元が浮く

歯の根元が浮いている場合は、インビザラインが根元までしっかりと嵌まっていないことが考えられます。

装着時間を守っていても、チューイーを十分に噛みこんでも嵌まらない場合は、クリニックに相談しましょう。

▼インビザライン矯正に必要なチューイーとは?
詳しくはこちらをお読みください

マウスピースの交換直後に浮く

1つ前のマウスピースはしっかりと嵌まっていたのに、次のマウスピースに交換したら浮いてしまったというケースも多くあります。

これは、マウスピースを交換した直後は、まだ歯の動きがマウスピースの形状に追いついていないためです。

交換から数日経って、歯がマウスピースの形に合わせて動いてくれば自然とフィットして浮きはおさまってきます。

もし、交換してから2〜3日経っても浮いているままの場合は、クリニックに相談しましょう。

マウスピースの変形や破損によって浮く

マウスピースは、弾力性のあるやわらかいシリコン素材で作られています。

そのため、取り扱い方によっては歪んで本来の形から変形してしまったり、ヒビが入って破損してしまうことがあります。

変形や破損したマウスピースは歯並びにしっかりフィットせず、浮いてしまいます。

マウスピースが変形、破損してしまう主な原因は以下です。

・歯ぎしりや食いしばりが強い
・何度も着脱を繰り返している
・ティッシュに包んだり、ポケットやカバンに入れている(専用ケースで保管していない)

心当たりのある場合は、マウスピースが変形、破損している可能性があるため、クリニックで見てもらい、そのまま使用しても問題ないかどうかを確認しましょう。

装着時間が足りていないから浮く

インビザライン矯正のマウスピースは、1日20時間以上の装着が必要です。

装着時間が短いと、歯が治療計画通りに動かないため、マウスピースが浮いてしまうことがあります。

装着時間の不足による浮きは自分で防ぐことができるので、装着時間はきっちりと守りましょう。

インビザラインのマウスピースが浮く場合の許容範囲

マウスピースは、様々な理由によって浮くことがあります。

ただ、どの程度の浮きなら問題がないといえるのか、気になりますよね。

直接クリニックに確認をするのがいちばん確実で安心ですが、浮きの程度でいえば、マウスピースが浮いていても問題がない許容範囲はおおむね1~2ミリ程度だと考えてください。

特に、マウスピースを交換した直後であれば、1~2ミリ程度の浮きがあっても問題がないケースがほとんどです。

浮きがそれ以上に大きくなると、マウスピースが痛くて嵌まらなくなったり、嵌めても違和感が強くなってきたりします。

もし、交換から2~3日経っても浮きがおさまらない場合はクリニックに相談してみましょう。

インビザラインのマウスピースが浮く場合の対処法について

マウスピースが浮いてきた場合、問題がないケースも多々ありますが、主な対策としては以下の3つがあります。

・治療中のクリニックに相談する
・1つ前のマウスピースに戻す
・チューイーを使用する

3つの対処法について、1つずつ詳しく説明していきます。

治療中のクリニックに相談する

マウスピースが浮いてきて不安なときは、まずは治療中のクリニックに相談することが1番です。

いつから浮いているのか、どの箇所が浮いているのかを伝えると、それがマウスピース矯正中に出る自然な誤差の範囲であり、問題がないことがわかり、安心できたというケースがほとんどです。

ただ、中にはマウスピースが変形していたり、治療計画に対して歯の動きが大幅に遅れているなどが原因で、マウスピースの作り直しが必要となるケースもあります。

自己判断せず、クリニックに連絡をしてドクターからの指示を仰ぐようにしましょう。

1つ前のマウスピースに戻す

まずはクリニックに相談してから対処することが何より安心ですが、1つ前に使っていたマウスピースに戻してみるのも一つの対処法です。

マウスピースが浮いている理由が、マウスピースを交換するのが早すぎたからという場合があるためです。

歯や骨の動きが治療計画よりも遅れていたり、マウスピースの装着時間が短かったりすると、規定の日数で次のマウスピースに交換してもしっかりと嵌まらず、浮いてしまうことがあるのです。

その場合、1つ前のマウスピースに戻して、数日経ってから再度次のマウスピースに交換してみるとぴったりとフィットすることがほとんどです。

そうしたマウスピースの浮きをあらかじめ防ぐためには、1日20時間以上のマウスピースの装着時間をしっかりと守ることが必要です。

装着時間が足りているかどうかも見直してみましょう。

また、マウスピースが浮いてしまったときのために、1つ前のマウスピースは捨てずに必ず保管しておくようにしましょう。

万が一マウスピースが割れたり、なくしてしまったときにも役立ちます。

チューイーを使用する

マウスピースは、ただ歯に装着するだけではぴったりとフィットせずに浮いてしまうことがあります。
ぴったりとフィットさせるためには、チューイーを噛み込む必要があります。

浮いていると感じていたけれど、チューイーを噛んでみたらしっかりと嵌まったということもありますので、お試しください。

チューイーは、ほとんどのクリニックで矯正の開始時にマウスピースとセットでもらえたり購入できたりするものですが、ネット通販でも購入することができます。

▼インビザライン矯正に必要な「チューイー」とは?
詳しくはこちらをお読みください

インビザラインのマウスピースが浮くのをそのままにしても大丈夫?

インビザラインのマウスピースが一部だけ浮いてきたとしても、それが治療計画(シミュレーション)と実際の歯の動きとの間に生じる自然な誤差によるものなら、そのままにしておいても問題ないケースは多々あります。

マウスピースを作り直すとなると、最低2〜3週間ほど日数がかかります。

そのため、多少の浮きがあるからと言ってすぐに作り直すのではなく、あえてそのまま治療を進めて、次の来院のタイミングで治療の方向性を調整した方が合理的であるケースも多いのです。

ただし、マウスピースが全体的に浮いていたり、違和感が強い場合などは、そのままにしておくと治療に影響が出てしまうことも。

マウスピースの浮きを感じたら、治療をしているクリニックに相談することがまずは先決です。

浮き具合によっては、マウスピースの縁が口の中の粘膜を傷つけてしまうリスクもあるため、浮きが気になってきたら、早めにクリニックに相談しましょう。

インビザラインが浮く際の確認情報まとめ

インビザライン矯正では、マウスピースを交換したばかりのタイミングや、治療計画(シミュレーション)と実際の歯の動きに誤差が出てきたときに、マウスピースが浮いていると感じることがあります。

一部の歯だけ浮いている程度なら問題がないケースが多いのですが、全体的に浮いてしまい違和感がつづく場合は、治療計画(シミュレーション)と実際の歯の動きとの誤差が大きくなっている可能性があります。

矯正中、誤差が大きく出て、過度にマウスピースが浮いてしまう状態が何度も起こると、その都度、マウスピースの作り直しが必要となり、治療期間も延びてしまうことになります。

できる限り誤差を最小限にして、マウスピースが浮いてしまうことを防ぐには、あらかじめ治療計画(シミュレーション)が精度が高いものであることが重要となります。

当院では、誤差を最小限に抑えて最短期間でマウスピース矯正を終えていただけるよう、最新の3次元CTを使った精密検査を取り入れています。

さらに、インビザライン矯正で1,400症例以上の経験をもつ院長が患者様おひとりおひとりに合わせ、綿密なシミュレーションを作成することをお約束しています。

歯並びが気になっている方はもちろん、現在矯正中で、歯並びの変化にご満足ができていない患者様にも、セカンドオピニオンとしてたくさんご来院いただいています。

まずは無料のカウンセリングにお気軽にお越しください。

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監修歯科医師

インビザライン ブラックダイヤモンドドクター インビザライン・ジャパン株式会社(旧アライン・テクノロジー社)認定 医療法人社団ピュアスマイル 理事長

湊 寛明

私立 広島学院高等学校卒業 国立 九州大学歯学部卒業・歯学学位取得 九州大学病院研修医 終了 埼玉県 オレンジ歯科クリニック 栃木県 丹野歯科医院 山口県 みなと歯科医院 副院長 大手矯正歯科グループ 院長 ピュアリオ歯科・矯正歯科 田町三田院 設立 医療法人社団ピュアスマイル設立、理事長就任 日本矯正歯科学会日本成人矯正歯科学会/日本舌側矯正歯科学会/世界舌側矯正歯科学会/ヨーロッパ舌側矯正歯科学会/国際インプラント学会/日本口腔インプラント学会/日本歯科審美学会/日本歯周病学会/日本臨床歯周病学会/日本補綴歯科学会/日本口腔外科学会/日本アンチエイジング歯科学会

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歯の見た目の美しさはもちろん、人が一生涯、長期的かつ健康に機能できるものとなるように、かみ合わせも力学的に良好な治療を考え、総合的な歯科の知識と予防的な概念で治療をしていくのが本当の矯正・矯正歯科治療です。 歯科治療は医療の中でも、医師の考え方や感性・技術、医院の設備によって結果が大きく変わる業界です。 既に神経の治療がされていたり、見た目や適合の悪い大きな被せものが入っていれば話は別ですが、美しさを手に入れるためだけに必要以上に健康な歯を削り、神経を取ってまで無理やりセラミックの被せものをする必要はありません。 患者さまの望む最大の効果を合理的で正しい考え方と治療方法で結果を出すとともに、生涯歯の健康を維持しそこから全身の健康につなげていただけることが何より大切だと思っています。 患者さまのお悩みやご要望をお聞きし、最善の結果となるよう治療をご提案いたします。

医療法人社団ピュアスマイル 理事長 湊 寛明