インビザライン治療の経過と流れは?治療経過を早める方法やトラブル・注意点も解説

こんにちは。ピュアリオ歯科・矯正歯科スタッフです。

目立たない透明のマウスピースで歯並びを治せることで人気のインビザライン矯正。

1枚ずつわずかに形の異なるマウスピースを1~2週間ごとに交換していくことで、少しずつ歯を動かしていく仕組みです。

矯正が終わるまでの間ずっとワイヤーを付けっぱなしのワイヤー矯正とは違い、矯正の途中でも見た目の変化を感じやすい治療方法でもあります。

では、一体何枚のマウスピースを使ったところでどれほどの変化がみられるのでしょうか?治療開始からどれぐらいの期間で、歯並びが綺麗になったと感じられるのでしょうか?

今回は、インビザライン矯正の治療経過や治療の流れについて、イメージしていただきやすいように実際の症例を交えてお話しします。

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インビザラインの治療経過の目安について

インビザライン矯正の治療経過を、使用したマウスピースの枚数や期間とともにご紹介していきます。

治療の経過は、歯科クリニックの治療計画の作り方や、もともとの歯並び、歯の動きやすさの個人差など、様々な要因によって大きく異なりますが、ここでは当院での実際の治療例をご紹介いたします。
※なお、写真はすべて、治療終了時でなく、1クール終了時点での途中経過です。その後、さらに綺麗に動かしていきます。

出っ歯の治療経過

主訴:出っ歯(上顎前突)、ガタつき(叢生)

<治療前>

<4か月半後> ※マウスピース19枚使用

八重歯・ガタつきの治療経過

主訴:ガタつき(叢生)、八重歯

<治療前>

<6ヵ月半後> 

オープンバイト(開咬)の治療経過

主訴:オープンバイト(開咬)

<治療前>

<3ヵ月半後> ※マウスピース14枚使用

インビザライン矯正治療の流れについて

インビザライン矯正は、どのような流れで治療が進んでいくのでしょうか?

クリニックによって異なりますが、ここでは当院での実際の治療の流れをご紹介します。

①カウンセリング

まずは無料カウンセリングにて、お悩みをお話しいただき、歯並びやお口の中の状態を診させていただいた上で、歯の動かし方や治療期間、費用をお伝えいたします。

※当院では、お忙しい方やご遠方の方にもお気軽にカウンセリングを受けていただけるように、ご来院不要のオンラインカウンセリングにも対応しております。

②CT精密検査・レントゲン撮影

矯正で安全に歯を動かすためには、歯を支える骨や歯の根っこの状態まで1本1本診ることのできるCT精密検査が必須です。

レントゲン撮影も行い、虫歯や歯茎の状態もしっかりと診させていただきます。

③口腔内スキャン・写真撮影

デジタルで正確に歯の型取りができる最新の機械を使って、歯の型取り=口腔内スキャンを行います。
あわせて、お口の中やお顔の写真も撮影いたします。

この日に取ったスキャンのデータと写真は、矯正の途中でのご来院の際にもご覧いただき、治療前の歯並びやお口元からの変化をよりご実感いただけるようにしております。

④シミュレーション作成

②③で行った検査やスキャンのデータをもとに、患者様の歯の状態を分析し、最新のシミュレーションによる治療計画をお作りします。

シミュレーションが出来上がったらご来院いただき、具体的にどのように歯を動かしていくのかを、シミュレーションをご覧いただきながら詳しくご説明いたします。

なお、コンピューターの自動作成による簡易的なシミュレーションを使うクリニックが一般的ですが、当院では、患者様お一人お一人に合わせたシミュレーションを院長が手作業でお作りするため、1~1.5ヶ月ほどお日にちをいただいております。

自動作成のシミュレーションには患者様の歯や骨の状態が十分に反映されておらず、シミュレーション通りに歯が動かずに治療が大幅に長引いてしまうケースが多々あるため、当院ではより正確な治療計画を立てるためこのような方針としております。

⑤マウスピース発注

シミュレーション説明が終わったら、マウスピースをインビザラインに発注します。

当院では、少しずつ正確に治療を進めていくために、基本的には、最初は14枚前後(14週間分)のマウスピースのみを発注しています。

当院では、この約14枚を「1クール」として、何クールで歯並びが綺麗になるかは患者様の歯並びの状態によって変わってきます。

⑥矯正スタート(IPR・アタッチメント装着)

発注から約1ヶ月後。マウスピースが届いたらご来院いただき、いよいよ矯正がスタートします!

お渡しした1クール分のマウスピースは、ご自宅で1週間に1枚交換でお使いいただきます。

当日のご来院時には、マウスピース矯正に必要な下記の処置をします。

  1. IPR…歯をきれいに並べていくスペースを確保するため、歯と歯の間に0.1mm単位の隙間をつくること
    <IPRに関する詳しくい説明はこちら
  2. アタッチメント装着…アタッチメントとは、インビザライン矯正の際に歯の表面に付ける白い装置です。
    マウスピースとアタッチメントがかみ合うことで、歯を動かす力をしっかりと加えることができます。
    <アタッチメントに関する詳しい説明はこちら

⑦経過相談

1クール目のマウスピースを使い終わったら、ご来院いただき、経過を診させていただきます。

最初のシミュレーション通りに歯が動いているかどうか、患者様と一緒にモニターを見ながら確認していきます。

2クール目以降に進む場合は、③口腔内スキャン・写真撮影→④シミュレーション作成→⑤マウスピース発注→⑥矯正スタート(IPR・アタッチメント装着)→⑦経過相談…の流れを1クールごとに繰り返していきます。

⑧治療終了

必要なクール数が終了し、歯並びがきれいになったら、ご来院いただきます。

仕上げとして下記の処置を行って、治療終了となります。

・かみ合わせの最終調整
・アタッチメントの取り外し
・歯の形態修正(当院では、矯正していただいた方にトータルでご満足いただけるよう、歯の形の修正を無料で行っております)
・リテーナー作成(矯正後に歯並びが後戻りしないよう固定する装置のことです)

以上で矯正治療は終了となります。

⑨保定期間(リテーナー装着)

矯正治療が終わってからしばらくの間は、新しい歯並びはまだ不安定で動きやすい状態になっています。

そのため、すぐにマウスピースを外した生活に戻ってしまうと、歯は元の位置に戻ってしまいます。

歯並びを固定するための「保定装置(リテーナー)」を着けることで、後戻りを防ぐことができます。

一般的には最低2年以上の装着が推奨されています。

インビザラインの治療経過を早める方法は?

できることなら、少しでも早く矯正を終えて綺麗な歯並びになりたいものですよね。

では、治療を早めるにはどんな方法があるのでしょうか?

治療計画を重視してクリニックを選ぶ

インビザライン矯正では、患者様の歯並びの変化のシミュレーションを治療計画として用いて治療を進めていきます。

シミュレーションの精度がよくないと、シミュレーション通りに歯が動かないため、治療が大幅に長引いてしまうケースが多々あります。

特に、コンピューターの自動作成による簡易的なシミュレーションを使っているクリニックには注意が必要です。

自動作成のシミュレーションは、ドクターによって分析して作られているわけではないため、患者様の歯や骨の状態が十分に反映されておらず、大きな誤差が出やすいためです。

正確なシミュレーションは、本来そんなに簡単に作れるものではありません。

マウスピース矯正の治療経験が豊富なドクターが、時間と手間をかけて患者様ひとりひとりの歯や骨の状態を分析し、治療計画を作成しているクリニックを選びましょう。

装着時間は必ず守る

インビザライン矯正では、マウスピースを1日20時間以上装着することが必須です。

治療計画も、1日20時間以上の装着を守ることを前提につくられています。

装着時間が足りないと、歯が治療計画通りに動かないため、次のマウスピースが嵌まるまでに余分に日数がかかります。

装着時間は必ず守るようにしましょう。

マウスピースの交換を早めても良い?

インビザライン矯正では、1~2週間ごとに1枚のペースで、少しずつ形の異なる新しいマウスピースに交換していきます。

すこしでも早く綺麗になりたい!という気持ちから、「マウスピースの交換を勝手に早めても大丈夫ですか?」という質問をいただくことがあります。

しかしながら、ドクターへ相談せずに自己判断で交換ペースを早めてしまうのは危険です。

交換を勝手に早めることは歯や歯槽骨に無理な力をかけてしまうためです。

ただ、ご結婚式や大切なイベントの日が決まっていて、それまでにできる限り矯正を終えたい!という方もいらっしゃるかと思います。

その場合は、交換ペースを早めても問題がないか、あらかじめドクターに相談しておきましょう。

インビザラインの治療経過/途中に考えられるトラブルと注意点

インビザライン矯正で、治療の途中にどんなトラブルが起こりうるのでしょうか?

主なトラブルは、歯が計画通りに動かない、歯の動きが遅いなどの理由で治療がスムーズに進まないことです。

その分、当初の予定よりも多くのマウスピースが必要となり、治療期間が延びてしまいます。

こうしたトラブルを防ぎ、スムーズに治療を終わらせるためには、どうしたら良いのでしょうか?

治療計画がより正確なクリニックを選ぶ

インビザライン矯正では、治療計画の見立てが甘かった場合、治療計画の通りに歯が動かず、期間が当初の予定よりも延びてしまいます。

治療計画通りに歯並びが動かないと、途中で何度も治療計画を作り直し、マウスピースを追加することになるためです。

そのため、治療計画をより正確につくることに力を入れているクリニックを選ぶことが、治療期間の短縮につながります。

正確な治療計画を立てるためには、はじめに最新のCTによる精密検査をしているか?シミュレーションは経験豊富なドクターが作成しているか?などが大切になってきます。

中には、精密検査をせずに、コンピューターの自動作成による簡易的なシミュレーションをそのまま治療計画として使っているようなクリニックも多くあります。

そうした簡易的なシミュレーションは見立てが甘く、その通りに歯が動くことは難しいため、マウスピースの枚数も途中で増えてしまい、治療期間が延びることにつながります。

治療計画をドクターの手で自分のためにオーダーメイドで作成してくれるのか、確認しましょう。

マウスピースの装着時間を守る

インビザライン矯正のマウスピースは、1日20時間以上の装着が必要です。

治療計画も1日20時間以上のマウスピースの装着を前提として作られているため、装着時間が短くなると、治療計画通りに歯が動かず、やり直しによるマウスピースの追加枚数が増え、治療期間が長引いてしまいます。

装着時間をしっかりと守ることが、スムーズに治療を終えられることにつながります。

インビザラインの治療経過のまとめ

インビザラインの治療経過や治療の流れについて、イメージしていただけましたでしょうか?

治療の経過を順調なものにするためには、治療計画として、その患者様にとって適切なシミュレーションが作られていることが非常に重要になります。

簡易的なシミュレーションでは、シミュレーションの通りに歯が動かないため、マウスピースの枚数が途中で増えてしまい、治療期間が延びることにつながります。

当院では、マウスピース矯正の症例経験が1,300件以上の院長自らが患者様お一人お一人のシミュレーションを丁寧にお作りすることをお約束しています。

また、治療の経過も患者様とともに確認しながら、正確に治療を進めていくことに力を入れています。

それによって、多くの患者様に、一般的なマウスピース矯正に比べて短い期間で治療を終えていただいています。

ご自身の歯並びがインビザライン矯正でどのように治せるのか、気になる方は、まずは無料のカウンセリングにお越しください。

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