矯正治療に関する用語集
アライナー
マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(製品名インビザライン 完成物薬機法対象外)において利用される取り外し可能な透明のマウスピース型矯正装置です。「クリンチェック」と呼ばれる独自の3D(3次元)治療計画ソフトウェアを用いた矯正開始から終了までの緻密なシミュレーション結果に基づきてカスタムメイドで作成されます。
開咬
不正咬合の一種。別名「オープンバイト」といい、奥歯を噛んだ状態で、前歯に隙間があり、かみ合っていない状態のことをいいます。子どものころの指しゃぶりや舌を突き出す癖、口呼吸などの悪習癖との因果関係があります。
上下顎前突
見た目に上下の歯が前につき出ている噛み合わせを上下顎前突と言います。顎の骨に問題がある場合と、歯だけ前に出ている場合とがあります。上下の前歯が突出したことが原因で生じた上下顎前突症が多いようです。最近では、矯正治療を無理に非抜歯で行った場合に起きやすい疾患です。
大臼歯
属に言う奥歯。歯ならびの中央に近い方(6番)を第1大臼歯、後ろ川にある方(7番)を第2大臼歯といいます。第1大臼歯は食べ物を噛む、咀嚼するうえで最も重要な歯と考えられています。
ハーフリンガル矯正
上顎は歯の裏側に矯正装置を取り付け、下顎は通常通りの歯の表側に矯正装置を取り付ける矯正方法。両顎の裏側矯正よりも低コストでの治療が可能です。上顎を裏側矯正にしているので、通常のワイヤー矯正治療よりも目立ちにくいというメリットがあります。
見えない矯正
見えない矯正とは、歯の裏側(舌側)にワイヤーとブラケットを着け矯正治療を行なう方法です。通常の矯正治療に比べ、見た目で気づかれることが少ないです。
八重歯
叢生(乱杭歯)のひとつ。上あごの犬歯が、歯列の外側にはみ出して生えている状態をいいます。
リテーナー
保定(歯をその位置に抑える)するための装置です。歯に直接接着するタイプと取り外しが可能なタイプがあります。
ワイヤー
歯を動かすための針金です。ブラケット装置の溝に通して使用します。目立ちにくい白色のワイヤーもあります。